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『新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫) [Kindle版]』を買ってみた

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先日、イラスト目的で購入した海外版の不思議の国のアリスですが、イラストだけ眺めているのも悪くありませんが、本編もきちんと読んでみたくなりました。
英語で読めれば越したことは無いのですが、残念ながらサッパリわかりませんので日本語訳されたものを探してみました。

探してみるとさすがに有名な小説だけあっていくつも和訳版が見つかりました。
どれにしようかと見ていると、これまたひときわ可愛いイラストのアリス本がありました。

こちらは知る人ぞ知るイラストレーターのokama氏によるものでした。
私の好きな絵師の1人ですので、これは買わなければいけないと思いました。

紙の本で買おうかどうか悩んだのですが、久々にKindle Paperwhiteも使いたかったのでKindle版にしてみました。

軽くパラパラっとめくってみましたが、イラストを重視するなら紙の本の方が良かったかなぁという感じがしてしまいました。
Paperwhiteは文字は読みやすいですが、絵の表示には向きませんね。

とはいえ、iPadやiPhoneのKindleアプリなら十分綺麗に見られます。
まだ読み始めていませんが、この機会に不思議の国のアリスという物語をきちんと知っておこうと思いました。



B019EPI4FE新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫)ルイス・キャロル 河合 祥一郎 okama
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2015-12-29

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零戦の哀しい歴史『劇画太平洋戦争5 大空中戦 / 古城武司』を久しぶりに読んでみた

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おそらく私が所持している漫画で最も古いものと思わる漫画、『劇画太平洋戦争5 大空中戦 / 古城武司』を久々に引っ張り出してきて読んでみました。
この本は、小学生の頃に母方の叔父にもらったものです。

当時はさほど読みもせず興味が無かったのですが、中学~高校生くらいになってハマりました。
今思うと小学生が読むような内容ではない気がしますが、零式艦上戦闘機の歴史を知るのにとてもわかりやすく描かれている漫画です。

中国戦線での活躍から落日の神風特別攻撃隊まで広く浅く1冊にまとまっています。

戦記物の漫画となると結構あるように思いますが、史実に沿って描かれたものというのは意外に少なく思います。
戦時中に登場した兵器類を題材にした物語はわりと目にしたりしますが、思い返してみるとあまり具体的な歴史を語ったものは読んだ記憶がありません。


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物語の主人公である山下一飛曹はフィクションですが、零戦開発者の堀越二郎氏、有名なエースパイロットの坂井三郎氏や西沢広義氏など実名で登場します。
基本的に山下一飛曹目線で物語は進んで行きますが、各戦線での出来事が簡潔にまとまっていてとてもわかりやすいです。

ミッドウェー海戦で空母赤城や加賀が被弾した話などもこの漫画で初めて知りました。
また、あらためて読んでみると艦これでも登場する友永丈市大尉のエピソードなども描かれていたりします。

この本はかなり古い本で、作者も他界され出版社も無くなってしまっていますので入手は難しいと思いますが、零戦の哀しい歴史を知るにはとても良い本だと思います。
私の愛読書の1つです。

『私が大好きなアニメを見れなくなった理由』という漫画を読んでみて

いつものように2chまとめサイトを見ていると、ちょっと気になる記事がありました。
『私が大好きなアニメを見れなくなった理由』という漫画についてです。

 link >>  『私が大好きなアニメを見れなくなった理由』という漫画に賛否両論、お前ら共感できますか? : オレ的ゲーム速報@刃


簡単に言うと、あるアニメ好きな人が友人とそのアニメの映画を見に行ったところ、友人に否定的な意見を言われてそのアニメから興味が無くなってしまったという話です。
Twitterでの投稿らしいのですが、投稿からわずか20時間で5万件以上もリツイートされたということで関心の深さがうかがえます。



賛否両論、色々な意見が出ているようですが、まず私が気になったのは映画を見終わった後の筆者と友人のやり取りでしょうか。

筆者が友人に対して『どうだった?』と意見を求めているのに対して友人が否定的な意見を述べ始めたわけですが、描写では喫茶店や帰り(?)の電車内でまで延々と批判しているように見えます。
筆者は映画に対して好感を持っているので当然いい顔をして聞いているとは思えませんし、色々反論もあったと思います。

それに対して友人は否定的な意見があろうとも場の空気を読んでしゃべるべきだったかなと思います。
確かに気に入らない作品であったかもしれませんが、筆者がそのアニメに好感を持っているというのはわかりそうなものです。

友人は筆者に対して悪く言っているつもりはなく単なる自分の率直な意見を言っているだけかもしれません。
つまらなかった、面白くなかった、という意見をおさえて褒めろとは言いませんが、相手の心情をもう少し考えるべきかと思います。

そして、筆者も最初に意見を求めるように聞いている以上は、賛の意見だけでなく否の意見が返ってくることも許容すべきかと思います。
どんな作品にも賛否はあるものですので賛だけを期待した問いかけはどうかと思います。

否定されるのがイヤなら聞くべきではなかったと思います。
相手が否定的な意見であってその意見が気に入らないのであれば話題を変えるなりして聞かないようにすればよかったような気がします。

漫画で一場面しか描かれていないのでその日1日の2人の詳細なやり取りはよくわかりませんが、どっちもどっちだなぁというのが正直な感想です。
筆者の立場でしか描かれていませんが、友人がこれだけ否定意見を言っているのなら筆者もそれなりに肯定意見を述べていたのではないでしょうか。

筆者は筆者で相手の意見を聞き入れずに肯定意見ばかり述べていてお互いに平行線をたどりつつ結局言い負かされたということなのかもしれません。
お互いに賛しか認めない、否しか認めないのであれば語るだけ無駄です。

相手が自分と違う意見を持っていることに対して許容するということをしなかったのはなぜでしょうか。
ネットを見ていても思いますが、自分の意見を否定されることに対して妙な拒絶反応を示す人が多いように思えてなりません。

最後に『批判は何も産まれない。それどころか、ファンにとって大切な思い出をぶち壊すということを。』と締めくくっていますが、なぜその『大切な思い出』を守る努力、あるいは思い出を信じ続けることをしなかったのでしょうか。



この話、私の場合は少し違いますが、艦これアニメを見て色々と考えていたのでタイムリーなネタだと思いました。

テレビ放映はちょうど1年前になりますが、その時はネットで否定的意見が目立っていたので興味はあったのですがそのうち見ようと思って視聴を後回しにしていました。
それが、最近になってそんな意見も忘れて艦これに興味が沸いてきたのでまとめて見てみようかと思って見たところ、あまりに面白くてハマってしまいゲームまで始めてしまいました。

その後、ことある毎にアニメの批評をネットで見ています。

相変わらず否定的意見ばかり目に付きますが、今でも私の中で艦これアニメに対する評価は変わりません。
むしろ、ゲームを始めることによってさらに評価が上がったくらいです。

元々、流行とか気にしない性格ですし、自分が良いと思ったら何を言われようが気にしないというのもあります。
とはいえ、これだけ否定的な意見を見ていると何がそう思わせるのか気になります。

結局何がどうあって否定意見が多いのかイマイチよくわかりませんでしたが・・・。
無理に面白いところを探す必要はありませんが、1つの作品を見てつまらなかったと思うより面白かったと思う方が幸せだと思います。



ネットで掲示板やコメント欄を見ていて思いますが、相手の意見を認めないというような発言が多く見られるのが気になります。
そして、単に認めないで済めば良いのですが、『バカ』とか『カス』といった意見とは関係ない誹謗中傷する言葉を息をするように使う人が多く、相手にトドメを刺すまでやめない人も多い気がします。

日常で面と向かってそんなことを言われたら意見がどうこう言う前に頭に来ますよね。

漫画の友人もそうですが、いきなり『最悪』と言うのもどうかと思います。
その後の感想もそうですが、言葉が鋭すぎます。



私が好きな司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』にあるこの記述が好きです。

竜馬は議論しない。
議論などは、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬといいきかせている。
もし議論に勝ったとせよ、相手の名誉をうばうだけのことである。
通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、
負けたあと持つのは負けた恨みだけである。


この漫画の筆者に残ったのは批判に対する恨みだけだったように思います。

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