グレーバランス調整無しの元画像
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.7 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
今日は、先日お送りしたグレーバランス調整方法の続編ですw
前回のグレーバランス調整方法は、調整の目安となるグレースケールをグレタグマクベスのMini ColorCheckerを使いました。
ですが、このカード、、、小さいのになかなか高価なのです(つд・)
フィギュアが2~3個くらい買えちゃうかもしれません><
すると、さすがに購入が難しくなると思います。
そこで今回は、このMini ColorCheckerを含め、他の素材を使いグレーバランスの調整を行ってみましたw
安価なものからそこそこするものまで、、、( ̄ー ̄)
使用機材
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
ソフト |
Photoshop CS3 |
照明機材 |
ライトバンク1灯+白レフ板2枚 |
電球 |
東芝 ネオボールZ 100W形 昼白色 EFD21EN |
Photoshop設定
使用ツール |
設定値など |
スマートシャープ |
量:35%、半径:1pixel、除去:ぼかし(レンズ) |
シャドウ |
補正量:20%、階調の幅:50%、半径:1pixel |
ハイライト |
補正量:20%、階調の幅:50%、半径:1pixel |
Photoshopでは、トーンカーブによるグレーバランス調整、トリミング、サイズの縮小、スマートシャープ、ロゴ入れのみ行っています。
スマートシャープは、全ての画像で上記の設定を使用しました。
トーンカーブの詳しいやり方などは、前回のグレーバランス調整方法をご参照下さいw
今回の撮影状況
【Mini ColorChecker】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.7 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
Mini ColorCheckerは、左側の6つのグレーで調整しました。
【QPcard 101】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-0.7 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
QPcard 101は、3つのグレーで調整しました。
【QPcard 201】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/15 |
露出補正 |
EV-0.7 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
QPcard 201は、赤枠内の6つのグレーで調整しました。
ここからは、単色の紙を細く切り、丸くしたものを重ねて使っています。
【銀一シルクグレーカード】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.7 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
銀一シルクグレーカードは、以下の5ヶ所のグレーで調整しました。
RGB値のG値=(173,120,92,60,20)
【白ケント紙】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.0 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
白ケント紙は、以下の5ヶ所のグレーで調整しました。
RGB値のG値=(250,198,145,94,44)
【キヤノン スーパーホワイトペーパー SW-101】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.0 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
キヤノン スーパーホワイトペーパー SW-101は、以下の5ヶ所のグレーで調整しました。
RGB値のG値=(250,198,145,94,44)
【銀一シルクグレーカード+白ケント紙】
撮影日 |
2008/09/07 |
カメラ |
Sony Cyber-shot DSC-T9 |
撮影モード |
プログラムAE |
フォーカス |
マルチAF |
焦点距離 |
16.8mm |
絞り |
F4.3 |
シャッタースピード |
1/13 |
露出補正 |
EV-1.3 |
ホワイトバランス |
オート |
感度 |
ISO80 |
フラッシュ |
無し |
背景 |
ウールペーパー #117ブラック |
銀一シルクグレーカード+白ケント紙は、以下の5ヶ所のグレーで調整しました。
白ケント紙 RGB値のG値=(250,198)
銀一シルクグレーカード RGB値のG値=(120,94,44)
最後に電球を変更して撮ってみました。
【スパイラルバイタライト グレーバランス調整無しの元画像】
【スパイラルバイタライト グレーバランス調整後】
スパイラルバイタライトは、Mini ColorCheckerの左側の6つのグレーで調整しました。
スパイラルバイタライトについては、
こちらをご覧下さい。
さて、、、いかがでしょうか?
今回は、以下の素材を利用しました。
●Mini ColorChecker
●QPcard 101
●QPcard 201
●銀一シルクグレーカード
●白ケント紙
●キヤノン スーパーホワイトペーパー SW-101
電球は、最近使わなくなってしまったネオボールZを使いました。
スパイラルバイタライトは、色がキレイではありますが、ネオボールZほど入手が容易ではありません。
カメラも細かい設定の出来るEOS 40Dではなく、一眼レフより設定の制限があるサイバーショットT9を使用しました。
一眼レフできちんとホワイトバランスを設定するとグレーバランスは更に調整しやすいと思います。
結果としては、カード類と単色ペーパー類でトーンカーブの結果がずいぶん違ってしまいました><
レッドチャンネルは、概ね上に反ったラインです。
ですが、ブルーチャンネルは、カード類では、わずかに上に反っているのに対してペーパー類では大きく下に反ってしまいました。
服の青色などを見ていただくと特に差がわかりやすいですね。
全体的に彩度が落ちているような感じがします。
「Mini ColorChecker」は、私がメインで使用しているものですが、プロも利用しているという点などを踏まえると、1番信頼感があると思います。
大きさもフィギュア撮影にはちょうど良いですしね。
ただ、問題なのは値段ですが、、、><
私は、このカードをグレーバランス調整の基準にしています。
「QPcard 101」は、主にホワイトバランス設定をするときに使用しています。
ただ、白黒グレーの3色しかありませんので、他の2つのカードに比べると若干精度が落ちるかもしれませんね。
他の2つのカードと比べて暗い方のグレーバランスがとれていないような感じです。
レッド、ブルーともに線の曲がり方が単純ですね。
「QPcard 201」は、専用ソフトの「QPcolorsoft 501」で色補正する際に使用するカードです。
各色のRGB値などの記載が無いため、実質はQPcolorsoft 501専用ということになるのでしょうか。
2008/09/08修正:
以下のQPcard HPよりカード上の各色の色データがpdfファイルにてダウンロード出来ます^^
http://www.qpcard.se/BizPart.aspx?tabId=31&prod=3&catId=1
Mini ColorCheckerよりはるかに安価で、2枚入っています。
今回は、グレースケール部分のみ使用してみました。
Mini ColorCheckerと似たような補正結果になりました。
「銀一シルクグレーカード」は、18%グレーカードとしては、最も有名なものではないでしょうか。
A4サイズが2枚入っています。
私は、画面全体にグレーを写してセンサーの汚れを確認するのに使ったりします。
今回の使用では、明るいグレーの取得が出来ませんでした><
もう少し向きを調整した方が良いかもしれません。
「白ケント紙」は、文具店などで入手可能なものです。
レッドチャンネルの曲線は、Mini ColorCheckerよりやや大きいですが、似たような感じの曲線になりました。
「キヤノン スーパーホワイトペーパー SW-101」は、プリンタ用紙です。
普通のコピー用紙や白ケント紙とも違う白なので試してみました。
A4で250枚入りが4~500円くらいでしょうか。
ブルーチャンネルが大きく下に反っているからか、ずいぶん彩度が落ちているように思います。
「銀一シルクグレーカード」+「白ケント紙」は、シルクグレーカードの足りない明るいグレーを補足する目的で組み合わせてみました。
調整前と後では、特に髪の色が大きく変わりますね。
黄色っぽぃ色が本来のオレンジぽぃ感じに近くなりました。
ペーパー類を丸めて利用してみましたが、どうも結果がずいぶん予想と違ってしまいました。
個人的には、QPcard201あたりを利用すると良いのではないかと思いました。
そして今回は、軽く電球の差も見てみたいということで、東芝ネオボールZと常用しているスパイラルバイタライトとの比較もしてみました。
髪の色などを見ると、やはり電球の差も出ているように思います。
特に調整前の画像でその差がわかるかと思います。
大量の写真を掲載する場合などで後処理を省く必要がある場合などは効果を発揮しそうです。
【参考文献】
早川廣行のAdobe PhotoshopCS3プロフェッショナル講座 基本編 / 毎日コミュニケーションズ
早川廣行のAdobe PhotoshopCS3プロフェッショナル講座 応用編 / 毎日コミュニケーションズ
デジカメWatch QPcard AB「QPカード101」 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2005/01/18/751.html
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