- 2016-01-31 (日) 1:22
- 雑想
普段、テレビはアニメ以外ほとんど見ないのですが、夕食時に限って食事をしながら見ることがよくあります。
食事中しか見ないので、そのときテキトーにチャンネルを合わせてやっていた番組を見たりします。
ただ、食事時間は毎日それほど変わらないのでわりと同じ番組を見ることが多かったりします。
そんな中でテレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』は時間が合って見る機会が多いです。
もうずいぶん前からやっていますが、島田紳助さんが降板してからはあまり見なくなりました。
ですが、見たら見たで後任の今田耕司さんの司会も違和感がないですし、人柄の良さもあって結構楽しんでいます。
ところが、いつ頃からかは忘れましたが、同じように出演している石坂浩二さんに違和感を覚えるようになりました。
出演しているのに声が聞こえず、映像にも映らないのです。
結構前から気になっていて、その都度ネットで調べたりしていたのですが、イマイチその理由がハッキリしませんでした。
声が聞こえないどころか姿すら見えないのは異常だと思っていたのですが・・・。
それが、どうやら編集で意図的にカットされているというのがハッキリわかりました。
link >> 鑑定団P“紳助さんポジション”に入りカット編集目立つように ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
おそらくそんな感じだろうなとは思っていたのですが、あらためて記事を読むとイヤな気分になります。
原因は番組プロデューサー側にあるようですが、最近上昇傾向だったテレビ東京のイメージが一気に悪くなった感じです。
もう2年くらいこのような状態が続いていたにも関わらず番組を降板することもなく続けていた石坂浩二さんの気持ちを考えるとなんともやるせない気分になってしまいます。
そして、カットされるのがわかっていながらもキッチリ収録をしていた石坂浩二さんはホントに『いい仕事してますねぇ』です。
石坂浩二さんといえば、なんといっても知る人ぞ知る名番組『世界まるごとHOWマッチ』のレギュラー解答者が思い出されます。
司会大橋巨泉、レギュラー解答者に石坂浩二、ビートたけし、他にも今では信じられない豪華メンバーが出演していた番組ですが、その頃からの博識ぷりを思えば鑑定団という番組内容にはこれほど相応しい人もいないように思います。
そのへんの人選はさすが島田紳助だとあらためて思わざるを得ません。
もしかすると、2年もの間こんな状態で出演されていたのも島田氏との友情とかそういったものもあったのかもしれません。
なにはともあれ、ネットでも真偽のほどがよくわからない状態だったということは、石坂氏が騒ぎ立てずにじっと我慢して大人の対応をしてきたからではないかと思います。
後任として福澤朗氏が付くそうですが、正直なところ石坂浩二さんの代わりが務まる人選にはとうてい思えません。
よくしゃべる人を2人配置してしまったら今田さんの司会を打ち消してしまいそうなのは想像に難くないです。
もしかすると、次は今田さんを降ろす方向で大幅な番組刷新を考えているのか・・・と、そんなことすら考えてしまいます。
とはいえ、テレビ東京系列のBSジャパンで類似の新番組を担当することになったというのは、テレ東内にもまだ良心が残っているのかなと思います。
元祖鑑定団の方はもう見る気が失せてしまいましたが、新番組で久々に石坂浩二さんの博識ぷりが見られると思うと楽しみです。
そして、今回の件についてネットで情報を探していたところ、思わぬ情報を知りました。
なんと、石坂浩二さんが番組に持ち込まれた戦艦長門の軍艦旗と少将旗を個人で買い取り、大和ミュージアムへ寄贈したとのことです。
1000万円ほどとのことなのですが、まったくもって言葉も出ません。
また、石坂さんのイメージからは想像できないガルパンや艦これの話をしているなど、意外な趣味人としての面をあらためて知りました。
ずいぶん前に模型ショーでろうがんずの作品も拝見しましたが、まったくもって見事なものでした。
知れば知るほど、鑑定団にこれほど相応しい人はいないように思えてきます。
link >> 戦艦「長門」の「先任旗」贈呈 | お知らせ・募集 | 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
link >> 石坂浩二がガルパン・艦これについて語る「入門編としてはいいと思う」 – リアルライブ
かの高杉晋作が言ったとされる言葉に『艱難を共にすべく、富貴を共にすべからず』というものがあります。
私の好きな言葉の1つですが、意味は『人は苦労はともに出来るが、富や名誉はともにすることが出来ない』といった感じでしょうか。
苦労しているときは皆目標に向かって一致団結していても、目標に到達して満足すると仲間割れを始めるなどというのはよくあることです。
テレ東も苦労していた時期から他局を圧倒し始めてきてその傾向が表に出始めたというところかもしれません。
物の鑑定をする前に自分たちの番組の鑑定をするべきではないでしょうか。
最近の芸能関係は、某アイドルグループや某女性タレントの問題などうんざりするようなことが多いですが、こんな時こそ石坂浩二さんのようなベテランに頑張ってもらいたいですね。
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