- 2019-09-16 (月) 16:32
- ゲーム
今年はWindows7最後の年ということでメイン・サブPCともにWin10に乗り換えました。
2020年1月でWin7のサポートが切れますが、2019年10月の消費税UP前に完了出来て良かったです。
もう完全にWin10機に移行して毎日使っていますが、唯一Win7機に心残りがありました。
それが『鋼鉄の咆哮3をプレイする』ということです。
Win7では最新パッチ適用で特に問題なく遊べましたが、Win10では起動すらしません。
これをどうしようかと思っていました。
ゲーム用にWin7機を1つ残すというのも考えましたが、メインサブ以外にさらに1台は増やしたくないですしゲーム専用としてもサポートが切れるOSが載ったPCをネットワーク上に置いておくのもどうかなと思いました。
そこでWin10で動かす方法がないか探してみたところ・・・ちょっと面倒ですが動かせる方法があったのでやってみることにしました。
以下のサイト様を参考にさせていただきました。
※以下の内容は私もリンク先のサイト様もトラブルの責任は取れませんので実行する場合は自己責任でお願いします。
link >> Windows10でシムピをプレイできるようにする[secdrv.sys移植] | かわらしむ
link >> 天翔記.jp
簡単に言うと・・・。
動作に必要な『secdrv.sys』というファイルをWin10用にカスタマイズしてWin10のテストモードで動かすというものです。
方法は以下のような感じでやります。
【事前準備】鋼鉄の咆哮3 + 最新パッチをインストール。
【1】Win7,Win8.1から『secdrv.sys』をWin10機へコピー。
→ C:\Windows\System32\drivers\secdrv.sys
【2】Win10でカスタマイズするためのソフト(Windows 10 SDK)をインストール。link >> Windows 10 SDK – Windows アプリ開発
【3】コマンドプロンプトにてテスト用の証明書を作成して『secdrv.sys』にテスト署名を行う。
C:\test内にsecdrv.sysをコピーして以下を順番に実行。
→ cd C:\test
→ “C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\bin\10.0.18362.0\x86\makecert.exe” -pe -r -ss my -n “CN=myTest” myTest.cer
→ “C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\bin\10.0.18362.0\x86\certmgr.exe” -add myTest.cer -s -r localMachine root
→ “C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\bin\10.0.18362.0\x86\certmgr.exe” -add myTest.cer -s -r localMachine trustedpublisher
→ “C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\bin\10.0.18362.0\x86\signtool.exe” sign -v -s my -n myTest secdrv.sys
※『10.0.18362.0』は、バージョンによって数値が変わりますので、バージョンにあわせて変更してください。
※win11では最後のsigntool.exeでエラーが出る場合があります。
最後のところを『sign /fd sha1 -a -v -s my -n myTest secdrv.sys』に変更したところ上手くいきました。(正しい方法かどうかは不明。
【4】secdrv.sysをシステムフォルダ内にコピー。
(この時点でsecdrv.sysにデジタル署名タブが増えているハズ。)
→ C:\Windows\System32\drivers
【5】Win10をテストモードで起動。
コマンドプロンプトで以下を実行。(ON/OFF後は再起動する。)
→ bcdedit /set TESTSIGNING ON (テストモードON)
→ bcdedit /set TESTSIGNING OFF (テストモードOFF)
テストモード時は右下に表示が出る。
【6】Enjoy!
まずは『secdrv.sys』を用意するところから始まりますが、Win7,Win8.1が無いと困ります。
その場合は、以下のサイト様を参照して用意します。
link >> 天翔記.jp
あとはMicrosoft公式ページからWindows 10 SDKをダウンロードしてインストール。
コマンドプロンプトで順番に入力していけばOKです。
注意点は、コマンドプロンプト、鋼鉄の咆哮3ともに『管理者権限』で実行するというところです。
テストモードで再起動しても管理者で実行しないとゲームが起動しませんでした。
また、makecert.exeなどの各種実行ファイルの場所が参照サイト様のものと少し違っていました。
binフォルダの後に10.0.18362.0フォルダが入ります。
テストモードの切り替えが面倒ではありますが、上記サイト様で切り替え用のツールも配布されています。
これを使えば簡単に切り替え出来ます。
link >> 天翔記.jp
後記
ファイルを用意したりソフトをインストールしたり、コマンドプロンプトを使ったりと少々面倒ではありますが、無事にWin10で鋼鉄の咆哮3をプレイすることが出来ました。
今回はWin10 HOME 64bit版を使いました。
軽くプレイしてみましたが、特にフリーズしたりすることもなくプレイ出来ました。
Win7の時でも最新パッチが無いとうまく動かないところがあったのでおそらくWin10でも同パッチは必要と思われます。
これで古いゲームも最新OSで遊ぶことが出来そうです。
ただ、今後のアップデートでもしかするとまた使えなくなる・・・かもしれませんが。
個人的には公式でSteamなどを使ってWin10で動くものを販売してもらえればそれが1番なんですけどねぇ。
おそらく権利上の問題などで出来ないのではないかと思います・・・。
なにはともあれ、これでWin7からWin10へ完全移行出来そうです。
コメント:7
- 弘毅P 20-03-23 (月) 19:58
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参考にさせていただきました。
ありがとうございます! - Rio 20-03-24 (火) 23:43
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お役に立てて光栄です!
名作ゲームをこれからも楽しんでください! - つっちん 20-10-25 (日) 15:26
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当方は、ゲームはプレイできました。が、メッセージの文字領域の半分しか表示されませんでした。しかたなく、XPマシンでプレイしてます。
- Rio 20-10-25 (日) 20:17
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それは残念です。
公式の修正パッチは導入されたのですよね?
環境設定の画面解像度を変更してもダメでしょうか?
モニタの解像度を合わせてみたりとか、グラフィックボードのドライバを更新してみるとかしてもダメなようだと難しそうですね。 - つっちん 20-11-29 (日) 7:34
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回答ありがとうございます。
修正パッチが出てるとは知りませんでした。
中古で買ったので、修正パッチをダウンロードしようとしても、既に売った人が
ダウンロードをしてたようで、修正パッチは入手できませんでした。
かなり、不具合があるようですね。事前調査不足でした・・・。
ソースネクスト版は修正パッチが導入済のようなので、いずれ、こちらを購入するしか
なさそうです。現在、ソースネクスト版は価格が高騰しているので、入手は
かなり先になりそうです。 - ず 21-06-24 (木) 2:02
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参考にさせていただきました!
ゲームは無事起動できたのですがテキストが枠内の半分をすぎたあたりで改行してしまい文を全部読むことが出来ません。vista以降のOSだとこうなると聞きました… - Rio 21-06-24 (木) 13:12
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テキストの表示がおかしくなるのは改善策は無さそうです。
古いゲームなので仕方ないところですが、なんとか現在の仕様で再販して欲しいですね。
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