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【レビュー】PC用小型スピーカーを作ってみた
- 2015-10-25 (日)
- レビュー
現在、PC用スピーカーとしてFOSTEX PM0.3を使用しています。
アンプ内蔵小型2wayで見た目も良いスピーカーです。
難点を言えば、右スピーカーに付いている青色の電源ランプが明るすぎて鬱陶しいくらいでしょうか。
2年くらい前に買ったのですが、Audinst HUD-mx1と繋いでPC用に使っていました。
購入当初は良い感じに思えたのですが、どうも最近音が籠もっているような感じがして気になっていました。
オーディオのメインで使っているAcustik-lab Bolero piccoloと比べるのは酷ですが、以前作ったミニスピーカーと比べてもなんとなく薄いフィルターがかかったような音に聞こえてしまいます。
ペアで1万円ほどですのでこんなもんかなと思っていましたが、だんだん気になってきたので新しくしようと思いました。
完成品の方が見た目も良いのですが、これくらいの値段とサイズで良さそうなスピーカーというのが意外と無いのでまた作ってみることにしました。
自作用のスピーカーユニットを探すと結構色々あるので選ぶのが楽しいです。
ただ、自作スピーカーの難点はエンクロージャの製作ですね。
ちょろっと工作して作るには合板を切ったり穴を開けたりと結構大変です。
切断サービスをしてくれるところもありますが、切った板をボンドで貼り合わせたりするのも結構な作業です。
探してみると少ないですが出来合いのエンクロージャも売っていたりします。
前回作ったミニスピーカーも出来合いの箱にスピーカーユニットと端子を付けて結線しただけのお手軽工作でしたので、今回もその手でいこうと思いました。
また5cmフルレンジで小さいものにしようかと思ったのですが、今回は一回り大きい8cmにすることにしました。
コイズミ無線のwebサイトを見ていたらTangbangの8cmフルレンジに安価で良さそうなものがあったからです。
そして、エンクロージャはFOSTEXのかんすぴシリーズが見た目、値段ともに良さそうなのでこれにしました。
今回購入したのは以下の物です。
- Tangbang W3-881SJF 8cmフルレンジ ×2台
- FOSTEX P800-E ×2台
- FOSTEX SFC83 スピーカーケーブル ×2m
- Aサラタッピン 3×20(4本入り) ×2セット
- OEMフレーム用ガスケットリング 8cm用(4枚入り) ×1セット
購入は、すべてコイズミ無線です。
W3-881SJFは、1台約2,400円ほどで合計送料込みで約1万円でした。
スピーカーユニットの固定ねじはP800-Eにも入っていたのですが、W3-881SJFのねじ溝に入らなくて頭が出っ張ってしまうので別途購入しておいて正解でした。
ガスケットリングは無くても良いかなと思ったのですが、1枚100円ほどなので試しに使ってみることにしました。
エンクロージャのP800-Eは、スピーカーユニットの取付穴がすでに開いていて、背面には端子も取付済み、内部配線も先端にファストン端子が付いているなど半完成品です。
このP800-EにW3-881SJFをねじ止めすれば半田ごても使わずに簡単に出来あがりです。
ただ、W3-881SJFを取り付けるにはP800-Eの穴の口径が若干小さいのでカッターなどで少し削って穴を広げてやる必要があります。
この作業に若干時間がかかってしまいました。
今回選んだW3-881SJFは、安価なわりに作りもしっかりしていて見た目も良いです。
ネットでの評判も上々でしたので試しに使ってみることにしました。
取付にあたっては、最初に仮組してねじ穴の位置に印を付けてから電動ドリルで下穴を開けて木ねじで留めました。
ねじは付属していませんが、P800-E付属のねじだと頭が出っ張ってしまうのでコイズミ無線で別売していた皿ねじを使いました。
若干長いですが、頭のサイズも丁度良く収まって良い感じになりました。
内部配線のファストン端子は、+-ともにそのまま付けられましたが、-側は端子が小さいので少しグラグラしてしまいます。
私はそのまま使ってしまいましたが、気になる場合はコードを切って半田付けするなり小さいファストン端子に変えたりした方が良いかもしれません。
P800-Eの穴の拡張が必要ではありましたが、大した手間もなく簡単に完成しました。
早速、手持ちのFOSTEX AP05に繋いで音を出してみました。
若干潤いが不足しているかなという感じはしましたが、音のPM0.3と比べてメリハリが良くなりました。
サイズ的に低音は望むべくもないですが、解像度や音の響きは明らかに良くなった感じです。
女性ボーカルは若干サ行が気になる感じはありますが、使い始めですのでエージングが進めばもう少し柔らかくなるかなと思います。
5cmフルレンジのW2-802SEを使ったミニスピーカーよりも音の広がりがあって音楽などを聴くには良いですが、webラジオなどで人のしゃべる声を間近で聴くにはW2-802SEの方が良いような気がします。
10cmだとさらに広がりが良くなりそうですが、その分サイズも大きくなるのでPCモニタの横に置いて使うのに8cmはちょうど良いサイズかと思います。
アンプは別途必要ですが、PM0.3と同じくらいの値段でこれだけ鳴れば十分変えたかいはあったと思います。
アンプ内蔵スピーカーの方が便利ではありますが、オーディオ好きとしてはどうしてもスピーカーにアンプは入っていてほしくないのです。
とりあえず手持ちのAP05を繋いで聴いていますが、いずれアンプも変えたいと思います。
自作しても良いですし、Toppingの小型アンプなどを使っても良さそうです。
自作スピーカーなど敷居が高く感じていましたが、出来合いのものを使えば簡単に作ることが出来ます。
もちろん、エンクロージャの容量とか考えたりすると本来の音は出ないかもしれませんが、PC用に使うとなると音も重要ですがスピーカーの大きさはそれよりも重要なのであまり気にしないようにしています。
なんといっても『自分で作れる』というのが大きいですね。
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【レビュー】NOMADICの2段式ペンケースを買ってみた
- 2015-10-13 (火)
- レビュー
先日、昔使っていたロットリングのボールペンを蘇らせたのですが、ついでに新しいペンケースも欲しくなって色々探していました。
そもそも自宅でしか使わないのでペンケースよりもペン立ての方が使い勝手が良いのですが、なんとなくケースも欲しいと思ってネットで情報を探していました。
Amazonやヨドバシでの売れ筋は1,000円以下の安価なものが多かったのですが、どうもイマイチしっくりくるものがありませんでした。
ジッパーが付いている袋状のケースだと複数本入れたときに中でシェイクされてしまって取り出しにくいのです。
出来れば、本数は入らなくて良いので1本ずつ固定出来るようなのがないかと探していました。
そんな中、ふと文房具のことを書かれているブログを読んでいてイイナァと思うのがありました。
NOMADICというメーカーの2段式になっているペンケースです。
上段は1本ずつ固定出来て追加で下段にも入るところと、蓋の裏側に定規とか入れるのに良いかなと思いました。
さらに見た目がわりと良い感じで値段も1,200円くらいということで、試しに買ってみようと思いました。
ケースの質感など実際に触ってみないとわかりませんが、1,200円くらいなら失敗しても良いかと思って注文してみました。
カラーのものもあったのですが、ここはシックにブラウンを選んでみました。
いつもならカラーを選ばなければ黒にしていたところですが、ヘッドホンでゼンハイザーのMOMENTUMを使ってから茶系も悪くないと思うようになっていました。
ブラウンと言っても濃いめの茶色でイイ感じです。
ただ、手触りが少しビニールぽぃのとジッパー部分がちょっとキラキラ主張しすぎな感じがするのが残念なところです。
中は、3本固定できる上段とバラで入れられる下段に分かれていますが、思ったよりも本数を入れられないです。
上段の固定できるところが気に入ったのですが、他色ペンなど太めのペンはちょっとキツいかもしれません。
また、消しゴムなどを入れるための仕切りがありますが、これのために長めのペンが入れにくくなっています。
ほぼ手持ちのペンは収まりましたが、手持ちのペンだとぺんてるのGRAPH1000(約15cm)あたりがギリギリといったところでしょうか。
あとは、蓋を閉めるときにちょっと内側の縁部分が気になります。
ジッパーの作りが多少心許ない感じもありますね。
全体的に値段を考えると良く出来ていると思いますが、趣味で使うならもう少し出して3~4本入る革製のものでも良かったかなとも思います。
とりあえず、普段利用頻度の低めのペンをしまっておこうと思います。
[ノーマディック] NOMADIC ペンケース pf-05 茶 (ブラウン)NOMADIC(ノーマディック) by G-Tools |
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【レビュー】ロットリングのボールペンの芯を使いやすいものに替えてみた
- 2015-10-09 (金)
- レビュー
机周りが雑然としてきていたので軽く断捨離をしようと思って片付けていたところ、昔使っていたボールペンが出てきました。
ロットリングのペンが2本出てきたのですが、昔はこの金属の質感が気に入ってとにかくロットリングを使っていました。
少々重いのですが、手触りが好きで愛用していました。
それがなぜ使わなくなったかというと、肝心の書き味があまり良くなかったからです。
何度か芯を交換して使っていましたが、ロットリング純正の替え芯はお世辞にも書きやすいものではありませんでした。
とはいえ、ペン自体は気に入っていたので使っていたのですが、三菱のピュアモルトシリーズを使うようになってからは全く使わなくなってしまいました。
それが出てきたのですが、なんとか使えないものかと思って純正以外の替え芯が使えないかと調べてみました。
すると、多色ペンは三菱のジェットストリームの金属製替え芯がそのまま使えることがわかりました。
早速、ヨドバシ.comで注文して取り寄せてみました。
こういう細かい消耗品はAmazonでは買いにくいので、1つから買えるヨドバシは良いですね。
この金属製の替え芯は4cという規格らしいのでそのまま差し替えて使うことが出来ました。
上:三菱ジェットストリーム替え芯
下:ロットリング純正替え芯
試し書きしてみましたが、ペン先がガタつくこともなくスムーズでなめらかな書き心地です。
さすが三菱のジェットストリームですね。
これでまずは1本目の多色ボールペンが生き返りました。
そして、2本目は単色のボールペンなのですが、こちらはパーカーの替え芯と同じ規格のようなので、そのままパーカーの替え芯を使っていたこともあるのですが、書き味は今ひとつでした。
ノック式で細い割に少し重いのですが、この重さが書きやすくて気に入っていました。
パーカーの替え芯はG2という規格で古くからあるものらしいので探すと色々なメーカーの替え芯が出てきます。
ただ、どうも海外メーカーの替え芯は使いやすくないというイメージがあるので出来れば国産でないかなと思いました。
すると、セーラー万年筆、伊東屋、とんぼ鉛筆、プラチナ萬年筆、OHTOといったメーカーから出ていました。
その中で伊東屋の『ロメオ ボールペンリフィール Eazy Flow』というのが書き味が良いらしいという情報を見たので買ってみることにしました。
また、替え芯を探している時に4c規格の替え芯を使うリフィルアダプターというのを見つけたのでこれも試してみることにしました。
まずは、リフィルアダプターを使ってみました。
ちょうどジェットストリームの替え芯がそのまま使えるのでこれがうまく使えるとベストです。
アダプターはおそらくアルミ製かと思いますが、ジェットストリームの替え芯を差し込むとうまく入りました。
奥まで入れるとギュッと留まる感じです。
今まで使っていたロットリングの替え芯と比べても同じような見た目になりました。
あとはこれでちゃんと書ければ問題ないのですが・・・。
セットしてノックしてみると一見問題無さそうな感じがするのですが、ノックを繰り返すとどうもわずかに引っかかりがあるようでたまに留まらずに引っ込んでしまったりします。
カチッと留まればペン先もぶれずに普通に書けるのですが、ノックした際の微妙な引っかかりが気になります。
引っかかるということはどこかに当たっている可能性があるので使っているうちにペンにダメージが出てきそうな気がします。
アダプターを削るなりして加工をすれば良さそうな気がしますが、今回はとりあえず加工は無しにして、次に伊東屋の替え芯を使ってみました。
こちらは同じG2互換の芯らしいのでスムーズなノックが出来ました。
ペン先は1mmと太めなので、0.5mmと0.7mmしかないジェットストリームと同列で比較は出来ませんが、なめらかな書き心地は今まで使っていたパーカーやロットリング純正の替え芯とは雲泥の差です。
ピュアモルトで使っている三菱のパワータンクSJP-10(1mm)と比較するとインクの出具合やなめらかさではこちらの方が上のように思います。
ジェットストリームが使えれば入手性、価格ともに最高なのですが、アダプターでも使えないことはないので選択肢の1つとして考えておけると思います。
日本製のボールペンは芯の性能は抜群なのですが、ペン自体のデザインや使い心地がイマイチな感じがします。
その一方で海外製のボールペンは芯がイマイチなのですが、ペン自体は素晴らしいものが多い気がします。
理想としては海外製のペンに日本製の芯を使うというところでしょうか。
ジェットストリームのG2互換タイプの替え芯が出たらかなり売れると思うんですけどね。
現状では使いたいペンに使いたい替え芯を素直に選べないのがなんとも歯がゆいところですが、とりあえず2本のロットリングのペンが生き返ったのはうれしい限りです。
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伊東屋 ROMEO/ロメオ 油性ボールペン替芯 (リフィル)1mmボール【黒】RMRITOYA/伊東屋 by G-Tools |
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