- 2015-09-14 (月) 17:49
- レビュー
部屋の配線をいじっていたところテーブルタップが必要になりました。
テーブルタップなど近くのスーパーやホームセンターなどでも買えるものですが、オヤイデ電気のテーブルタップを見ていて自作してみたいと思っていたのでこの機会に試しに作ってみることにしました。
今回は特にオーディオ用というわけではないので質にはあまりこだわらずケーブルの長さを切り詰めて短くしてなるべくスパゲティ状態にならないようにしようと思いました。
そして、オヤイデ電気のwebページなどを参考にして材料をモノタロウで揃えることにしました。
製作にあたって最も悩んだのはスイッチボックスに付けるケーブルグランドの選定でした。
どのサイズが合うのかイマイチよくわからなかったのでオヤイデ電気でタップ自作用に販売しているものを参考にして選びました。
スイッチボックスのケーブル取出口のところでしっかり固定しないと動かすたびにコンセントの裏側の配線部分に負荷がかかってしまいます。
使用したVVR 1.6-2Cの外径は約10mmほどですが、ケーブルグランドでしっかり留めることが出来ました。
プラグはオーディオ用ではないのでホスピタルグレードの高いものを使わず、安いゴム製のものを使いました。
もっと安い平形のベターキャップでも良かったのですが、ケーブルが入らなさそうだったのでゴミだらけになるのを覚悟でゴム製の少し大きめのものにしました。
バンドでしっかりクランプ出来るのは良いのですが、ねじがかなり出っ張ってしまいました。
完成後に念のためテスターでチェックして完成です。
今回揃えたのは以下の材料です。
- Panasonic WN1503(埋込トリプルコンセント)
- Panasonic WN7503(3コ用標準金属プレート)
- Panasonic DF30221K(ねじ付き露出スイッチボックス)
- Panasonic WF4215(ゴムキャップ 2P)
- AVC FGA26S-14G(ねじケーブルグランド)
- VVR 1.6-2C(丸形ケーブル)
このうちケーブルは電気工事士試験の練習で使って余ったものを使用しました。
ケーブルを除くと全部で2,000円ほどでした。
安いタップを買うよりだいぶ高くなってしまいましたが、かなりゴツくてしっかりしたものが出来ました。
スイッチボックスが鋼板製で0.44kgほどあるので結構重いです。
鋳鉄製のDFZ3022K1だと0.79kgにもなります。
オーディオ用に作るならこちらの方が良いかもしれないですね。
ケーブルが単線なのでカチカチに固いですが、短いのでさほど問題ないです。
半田も使わず15分ほどで完成できてなかなかお手軽です。
単線を使ったのでコンセントへの配線が簡単でしたが、撚り線を使う場合は棒端子などを使う必要があると思います。
プレートを変えたり、コンセントを抜け止めや接地2Pにしたり自由に変更出来るのが自作の良いところですね。
今回はオーディオ用ではなく汎用に作ってみましたが、コンセントとプラグをホスピタルグレード、ケーブルをもっと厳選したものにすれば十分オーディオ用にもなりそうです。
スイッチボックスに合うケーブルグランドを見つけるのがなかなか大変でしたが、次回また製作するときは今回使ったパーツを参考にしようと思います。
ちなみに壁のコンセントから外側のテーブルタップ等の製作には電気工事士の資格は必要ありません。
壁のコンセントから内側をいじろうとすると資格が必要になります。
テーブルタップの自作は、器具やコードの電力許容量を確認して製作には十分注意してください。
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