- 2012-07-12 (木) 17:10
- イラスト
私の好きなイラストレーターの1人が寄藤文平さんです。
以前から著書を欲しいと思っていたのですが、なかなか機会が無く購入していませんでした。
最近は、イラストというとpixivに掲載されるような萌えイラストばかり見ていました。
ですが、当然ながらイラストっていうのは何も美少女ばかりではないとふと思いました。
初めて寄藤さんのイラストを見たのはデザインの現場という雑誌のイラストグラフでした。
色々な統計をグラフにしてあらわすのですが、そのグラフがイラストなのです。
しかも1~3位+ビリの4つを4コマ漫画のように落ちを付けて表現しているそのイラストは、初めて見てとても惹きつけられました。
特に出生数と死亡数のイラストグラフの発想というのは、当時見たときにとても新鮮で驚きました。
なんというか、なんとなく頭の中のモヤモヤした感じのものが見事にイラスト化されているという感じです。
表紙のガンダムらしきイラストも秀逸です。
おそらく、ガンダムのメカニックモデルを見て、ガンダムの中身がこんなのだったら面白いと思って描かれたのではないかと思います。
古い雑誌なので当時のものが描かれていますが、胴体内にPowerMac G3らしきものがあったりと宝探しのように絵を見て楽しめます。
今回購入したラクガキ・マスターは、絵を描くのが楽しくなるラクガキの本です。
さりげなく絵の描き方もわかりやすく書かれていたりと、とても読んでいて面白い本でした。
読んでいて思ったのは、最近肩の力が入りすぎていることが多いようなのでもう少し気楽に何でもやってみようと思いました。
こういう読んで気が楽になるような本というのは貴重ですね。
寄藤さんのイラストは見ていて思わずニヤリとしてしまいます。
ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン 寄藤文平 美術出版社 2009-12-19 by G-Tools |