- 2013-02-12 (火) 21:45
- レビュー
先日、サブPCを組み立てる際にちょっと困ったことがありました。
マザーボードを固定する4本のネジのうちUSB3.0コネクタの近くにある1本が回しにくい位置にあったのです。
CPUファンの交換もあって1回取り付けたものをまた外して再度取り付けるという作業が発生したりして2度ネジを回すことになりました。
特に奥まったところというわけでもないのですが、真上に電源ユニットが微妙にかぶっていて短いドライバーではグリップ部分がぶつかって上手く回せないのです。
その時は手元にあった少し軸の長いドライバーを使って回したのですが、それでも少し斜めにして回すことになってネジ山に対して負担をかけてしまいました。
自作PCの組み立てでは結構ネジが回しにくい位置にあることも珍しくありません。
そこで以前から欲しいと思っていた軸の長いロングドライバーを購入することにしました。
ドライバーといえば私はPBを愛用していますので、当然のようにPBのロングドライバーを選びました。
今回選んだのは、PBの8190-1-300というドライバーです。
サイズ#1で軸長300mmというかなり長いドライバーです。
普段最もよく使うのがサイズ#1で、自作PCでも#1と#2を使っています。
愛用しているドライバーは80mmのものですので、4倍近い長さになりました。
比較してみるとめちゃくちゃ長いですね。
これだけ長いと使いにくいと思うかもしれませんが、実は意外と長いドライバーというのも使いやすかったりします。
この長さがあればグリップが当たって回せないという心配はしなくて済みそうです。
そして、グリップはスイスグリップタイプを選んでみました。
手持ちのドライバーは全てマルチクラフトタイプなのですが、スイスグリップも1度使ってみたかったのです。
上:マルチクラフトドライバー
下:スイスグリップドライバー
マルチクラフトは、セルロース・アセト・ブチレイトという樹脂製のグリップなのですが、スイスグリップはサントプレーンゴムというやわらかい素材のゴム樹脂になっています。
スイスグリップはマルチクラフトより滑りにくいのは良いのですが、ドライバーをくるくるっと回すにはマルチクラフトの方がやりやすいかなと思います。
ただ、マルチクラフトの樹脂グリップはちょっと匂いが気になるかもしれません。
今回初めてスイスグリップを購入しましたが、さすがはPBだけあって使い心地は良いです。
そして、これも驚くことですがPBの製品は一部を除いてシリアル番号が入っているのです。
これは、製品に問題が生じたとしても材料段階まで遡る事が出来るためだそうです。
品質管理もしっかりしていますし安心して使えます。
ロングドライバーの使用頻度は高くないのでホームセンターなどで売っている安価なものでも十分かなと思ったのですが、やはり物としての魅力が違いますね。
ドライバーは工具の中でも使用頻度が高い物ですし、ネジ山はなめてしまうとやっかいなのでなるべく良いものを使いたいところです。
そういえば、購入する際に気になったのですが、PBはPB SWISS TOOLSという社名に変わったようです。
私は今でもPB BAUMANN(ピービーボーマン)と言っているのですが7年くらい前に社名変更したそうです。
それにしてもしっかり作られた工具はどうしてこれほど魅力的なのでしょうね。
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