Home > オーディオ、AV機器 | レビュー > 【レビュー】AETのプラグとBELDEN 19364で電源ケーブルを作ってみた

【レビュー】AETのプラグとBELDEN 19364で電源ケーブルを作ってみた

IMG_1207s.jpg


先日購入したPS AUDIOのNuWave DAC周りの調整で最後に電源ケーブルを作ってみることにしました。
すでに使っているケーブルもあるのですが、今使っている円筒型のIECプラグとXLRプラグが干渉してしまってキツキツ状態なのです。

そこで円筒型ではないIECプラグを使って作り直そうと思いました。
探してみるとSCHURTER、BULGIN、K+Bなどいくつかありましたが、今回はちょっと贅沢にAETのプラグを使うことにしました。

合わせてACプラグも同じくAETで揃えてみました。
ケーブルも変えてみようかと思いましたが、いつも使っているBELDEN 19364が使いやすいので今回もこれにしました。

シールド付きの3芯ケーブルですが、太さのわりにやわらかく取り回ししやすくて良いです。
これにチューブを被せて作ることにしました。

今回使った材料は以下の物です。

  • ACプラグ:AET PSE-018HG
  • IECプラグ:AET PSE-320HG
  • ケーブル:BELDEN 19364(1.5m)
  • チューブ:TECHFLEX 3/8″ アップタウンゴ-ルド(1.8m)

IMG_1182s.jpg

プラグは、今まで使ってきたものよりもちょっと高価なもので、メタリックブルーの箱に入っていてなかなか豪華です。
AETの1番下のグレードですが、各3,000円ほどでした。

物自体は明工社のOEMのようで、それぞれに明工社の刻印が入っています。


IMG_1185s.jpg

IMG_1187s.jpg

IMG_1186s.jpg

今回は作成するにあたって圧着端子を使ってみることにしました。
今まではそのまま芯線をネジ止めしていたのですが、捩って留めても芯線がモサッとばらけるのが気になっていました。

また、圧着端子を付けるのは面倒ですが、付けてしまえば取付は楽なので特に中が小さく狭いIECプラグでは逆に作りやすいかなと思いました。
圧着端子もオーディオグレードの高価なものがありますが、今回は初めてなので失敗するとやっかいなのでそこまで使いませんでした。

ニチフの圧着端子を丸形、棒形と用意しました。
BELDEN 19364は14AWG(約2㎟)なのでTC2とRC2を使います。

PSE-320HGには棒端子がおまけで付いてきますが、BELDEN 19364にはちょっと大きいようです。
ケーブル加工寸法はPSE-320HGには説明書が付いているのでその通りにやってみました。

PSE-018HGには説明書が無いので、明工社のWebページからME2591の仕様書をダウンロードしてそれをみながらやってみました。

 link >>  http://www.meiko-g.co.jp/product/pdf/ME2591.pdf


IMG_1201s.jpg

IMG_1204s.jpg

IMG_1195s.jpg

IMG_1197s.jpg

圧着工具はロブテックスのAK2MAを使いましたが、開いた状態のまま右手で保持するのがなかなか難しくて苦労しました。
手が大きい人は問題無く出来そうですが、ちょっと指がつりそうになってしまいました。

それぞれ3個端子を付ければあとはプラグに固定するだけですが、ここで問題なのがどの線をどこに繋ぐかというところです。
今まではネットで作例を見てそのまま作っていましたが、今回は少し調べてみました。

BELDEN 19364は、緑/黄、青、茶の3本がありますが、緑/黄はアース、青はコールド(-)、茶はホット(+)に繋ぎました。
アースが緑なのはなんとなくわかりますが、青と茶はちょっと悩みました。

ネットで調べてみたところ、英国規格のBS1843:1952というのがおそらくBELDEN 19364の色に合致しているものと思われます。
それによると青がコールド(-)、茶がホット(+)のようでした。

そして、各プラグのどれがアース、ホット、コールドなのかですが・・・。

PSE-018HGは、G:アース、W:コールド、無印:ホット。
PSE-320HGは、真ん中:アース、L:ホット、N:コールドのようです。


IMG_1189s.jpg

IMG_1192s.jpg

調べてみたところ、以下の略字のようでした。


  • [H]Hot:ホット(+)
  • [L]Live:ライブ(+)
  • [C]Cold:コールド(-)
  • [N]Neutral:ニュートラル(-)
  • [W]White:ホワイト(-)

緑の線をGと真ん中、青をWとN、茶を無印とLで繋ぎます。

これらを間違えないようにしてネジ止めして完成です。
完成してからテスターで念入りに調べて問題無ければ機器に繋いでいよいよ音出しです。

NuWave DACに繋いでみましたが、XLRプラグとの間隔が空いてスッキリしました。
電源スイッチも操作しやすくなりました。

音は・・・すでにBELDEN 19364の電源ケーブルを使っていたためか、あまり変わった感じはしませんでした。

ですが、気分的にはかなり良い感じになりました。
やはりチューブを使うと高級感が出て1グレード、2グレード上のケーブルに見えますね。

ただ、今回使ったチューブは黒にゴールドのラインが入っているのですが、このゴールドのラインがボロボロほつれてきてしまうのが難点です。
このチューブは次回以降もう使わなさそうです。

半田を使わないので早く作れるかと思ったのですが、思いの外時間がかかり休日の午前中が終わってしまいました。
趣味で楽しんでやるものなので急いでやる必要は無いですね。

半田といえば、Panasonic WF5018の仕様書には『芯線を半田付けすると発熱の原因になるので絶対に行わないで下さい』との記述がありますので電源ケーブルは半田付け厳禁です。

今回作った電源ケーブルは、プラグ2個にケーブル(1.5m)、その他材料で合計で約8,300円ほどでした。
最初の予定より2倍以上かかってしまいましたが、満足度はなかなか高かかったです。



B00GKWVOY8AET ACプラグ PSE018HGAET

by G-Tools

B004S6KQ92AET IECコネクター PSE320HGAET

by G-Tools

B00BB2NGDEBELDEN 19364 3芯電源ケーブル 切り売り 1m~BELDEN

by G-Tools

(Visited 36 times, 1 visits today)

コメント:0

コメントフォーム
入力情報を記憶させますか?

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
https://kimagureman.net/archives/24005/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
【レビュー】AETのプラグとBELDEN 19364で電源ケーブルを作ってみた from Kimagureman! Studio ~趣味全開! 気まぐれ更新日記~

Home > オーディオ、AV機器 | レビュー > 【レビュー】AETのプラグとBELDEN 19364で電源ケーブルを作ってみた

リンク
Blog Parts
にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村 ゲームブログ スカイリムへ
にほんブログ村 PC家電ブログへ
chichi-pui(ちちぷい)
chichi-pui
原神
05s.jpg
わぷー
ja.wordpress.org 公式キャラクター『わぷー』
ブログを見に来てくれた人たち


フィード

Return to page top