今回は、先日の全日本模型ホビーショーの簡単な感想と撮影に関しての反省などを書いてみたいと思います。
イベント撮影も今年になって始めたのですが、すでに4回目になりました。
大きなホビーイベントは来年2月のワンダーフェスティバルまでありません。
ですが、次回に向けての反省や今回のイベント撮影で何か参考になるようなことがあれば書いてみたいと思います。
ちなみに、もうレポはありません(/ω\)
■ 全日本模型ホビーショー 感想
実は、最初の予定では今回のイベントは参加せず、翌日のトレジャーフェスタに参加予定でした。
急遽、予定を変更したのは、他サイトさんのホビーショーレポを拝見してのことでした。
このイベントは、参加企業が、タミヤやハセガワといった主にスケールモデルを手がけるメーカーが多いです。
フィギュアでお馴染みのグッドスマイルカンパニーやアルターといったメーカーは参加していません。
コトブキヤやウェーブといったメーカーは参加していますが、どちらかというとバンダイのようなメカものが主体のようでした。
特にウェーブなどは、一般公開日にはフィギュアを出していません。
その他の参加企業も見た限りでは、スケールモデル、メカ系モデル主体のイベントになるでしょうか。
そんなわけで、フィギュア系のイベントとはまた違った雰囲気が楽しいイベントでした。
私自身、元々はスケールモデル好きで模型の世界へ入りましたので、やはり空気が違って感じますね。
(ガンプラ→スケールモデル→フィギュアという感じで渡り歩いてきましたw)
そんなイベントで気になったのは、、、
続きは、↓こちら。
★ 塗料、工具類の充実
久々にスケールモデルを見ましたが、1番驚いたのは、工具類の充実でした。
特にタミヤの工具類は、自分が知っているもの以外に非常に多種多様なものが発売されていました。
光硬化パテなどいつの間に、、、という感じでした。
戦車模型などに使うウェザリング用の塗料や道具などもずいぶん充実してきているようです。
また、塗装に使うエアブラシ(ハンドピース)は、大手のオリンポス社が廃業してしまい、どうなっているのか気になっていました。
模型の塗装では、もはや必需品といっても良いと思う製品です。
そんな心配がありましたが、そのあたりは、タミヤやGSIクレオスなどが頑張って製品を出しているようです。
さすが、昔から模型の塗料や工具などを揃えてきたメーカーですね。
買っておしまいの完成品では必要のないモノかも知れませんが、趣味としての模型が決して衰退していないことを感じました。
工具類は、今回のイベントで『現在の模型』を感じさせてくれるものでした。
★ 製品の精密化
今回、最も注目していた模型の1つであるタミヤの『スーパーマリンスピットファイアMk.IXc』で模型の更なる精密化を感じました。
元々スケールモデルは精密に作られたものが多かったのですが、久々に見たコレはあらためてその精巧さに驚きました。
エンジンパーツやコクピット内部などの部品は、ガレージキットメーカーから出ていたりすることはあっても大手の模型メーカーがインジェクションキットに同梱して発売するというのはあまり無かったように思います。
そんな中、タミヤなどは、エッチングパーツを入れたり、真鍮製の砲弾を別売したりと頑張っていました。(かなり古い話ですがw
やはり、大手の品質面での安心と入手性や製作の容易さで、キットに同梱してもらえるのはありがたいですね。
その分、価格が上がってしまうのは仕方のないことですが、レジン製のガレージキットなどを買い足すことを考えると、むしろリーズナブルかもしれません。
★ 目立つ痛車
目立ったのがスケールモデルの痛車化でしょうか。
大きいところでは、タミヤのRCカー初音ミクZ4ですね。
ただ、コレはコレでそれほど驚くモノではありませんでした。
タミヤは、昔からモ子ちゃんなど、わりとキャラものも普通に使っていますしね。
アオシマやフジミなどから色々出ていましたが、トラックや大型バスもあるのが驚きでした。
まず、バスの模型なんていうのがあること自体が驚きですね。
トラックはデコトラぽぃものやタミヤからもクイックデリバリーなんていうものが出ていました。
しかし、こんな大型のバスは、、、
それを痛車化してしまって発売するのもスゴイですね。
最近、痛車模型も見飽きてきた感じがするのですが、非常にインパクトがありました。
★ 意外な製品化
今回の意外な製品化は、ピットロードの絶望先生ですね。
結構昔からあるメーカーですが、まさかキャラクターフィギュアをやっているとは思いませんでした。
メーカーも色々と手を広げているのですね。
実は、事前に他サイトさんのレポを拝見して確認していました。
確認しなければ、ブース入り口にあった新作の『sWS 3.7cm Flak43 搭載型対空自走砲』に気を取られて中まで確認しなかったと思います。
まさかここからあのようなフィギュアが、、、
模型メーカーの多様化を感じました。
★ 『ろうがんず』は、模型の楽しさを教える
俳優の石坂浩二さんが何やら模型サークルのようなものを始められた、というのは以前にネットで見ました。
すっかり忘れていましたが、イベント会場の一角にブースがあって興味深く見させてもらいました。
link >> ホビーに首ったけ 石坂浩二さんがプラモ同好会「ろうがんず」結成 (産経ニュース
ブースには、メンバーの方々の顔写真とともに作例や愛用の工具類などが展示されていました。
塗料で汚れ、使い込まれた道具を見ると、模型を作るという実感が沸いてきますね。
イベント会場内では、一部のブースから塗装などに使うシンナーの匂いが漂っていました。
あまり匂いをかいでイイものではありませんが、この匂いをかぐと模型を作りたくなります。
歳をとってやる趣味として模型はカッコイイと思いますし、きっととても楽しいことだと思います。
ろうがんずブースには、同年代と思われるおぢさん方が多かったですが、結構若い人も見ていたのは印象的でした。
久しく忘れていた『模型』を思い出させてくれるブースでした。
■ 全日本模型ホビーショー 撮影
と、ここで、簡単に今回の撮影についても書いておきたいと思います。
前回のキャラホビでの撮影では、ほとんどの写真が適正より暗い写りになってしまいました。
絞り優先AEで、露出補正を-に補正していたのが原因です。
なぜ-にしたかというと、照明の写り込みなどで白飛び警告の点滅が出ることが多かったので、少し暗いかなと思いつつ暗めの設定で撮ってしまいました。
後処理で何とか明るくは出来ましたが、かなり手間がかかってしまい、結局全部掲載するまでに10日もかかってしまいました。
その反省も踏まえ、今回は撮影してみました。
★ 使用機材
使用機材は、前回のキャラホビと変わりません。
- カメラ:Canon EOS 40D
- レンズ:Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
- フラッシュ:Canon スピードライト270EX
予備のバッテリも持参しましたが、今回は使用しませんでした。
撮影枚数は、700枚ほどと前回のキャラホビより100枚くらい少なかったですが、バッテリは3目盛りが2目盛りに減っただけでした。
今回は、後からあまり液晶で写真を確認したりしませんでしたので、そのへんが影響しているのかも知れません。
(ほとんどは、撮影直後に数秒表示される画像で確認しました。)
液晶や内蔵フラッシュの使用頻度などでだいぶ変わると思います。
★ 撮影するもの
これが、意外と重要なところだと思います。
今までは、新製品も未発売品や初公開品も関係無く撮っていました。
ただ、やはりもう発売しているものは後回しにするべきかと思います。
もちろん、これは撮る人の目的にもよりますので、一概には言えません。
私は、レポをするという目的でイベント撮影をしていますので、そこはやはり目新しいものを撮るべきです。
レポを見る人は、やはり見たことの無い製品を見たいですからね。
わかりやすいことですが、実はこれになかなか気付かず、新旧関係無く撮っていました。
掲載はしていませんが、今回も結構そういうものも多かったです。
久々のスケールモデルに夢中になってしまいましてw
そんな中、割り切って、『艦船、電車、ラジコン(車)』などは撮影対象から外しました。
時間(撮影+掲載する時間)と体力的な判断でそうしました。
ですが、あまり得意でない分野というのもありますが、出来れば分け隔てなく撮るべきでしたね。
ろうがんずブースも少々撮り足りませんでした。
『撮り足りない』という致命的な結果は、毎回の課題です。
それにしても、時間はともかく、体力は情けない話しです。
なぜか、途中から手首が痛くなってしまいまして、、、(軽いレンズ使っているんですけどね~
★ 撮影 露出など
今回は、カメラまかせで撮影してみました。
プログラムモードというわけではなく、絞り優先AEですが。
測光モードは、前回最も適正に撮れたと思われる『評価測光』にし、露出補正は、0または、+を目安に撮影してみました。
意外と、露出補正0でカメラの判断にまかせられることが多かったです。
とはいえ、-補正ももちろん、+1/3、+2/3にすることも多々ありましたが、、、。
多少の白飛び警告は、写真の状態を見て無視しました。
飛んでも仕方なさそうなところは切り捨てというわけです。
後から気付いたのですが、視認性を高めるために明るくしていた液晶が少々問題になっていたようです。
次回からは、自分のOKカットの明るさに合わせて液晶の明るさも調整しておきたいところです。
もちろん、ヒストグラムを見れば良いのですが、ヒストグラムを表示していると画像が小さくなってしまうのです。
いちいち切り替えて確認すれば良いのですが、慌ただしい現場では面倒でそうのんびりやってられません。
白飛び警告と写っている感じで判断していきました。
明るさの確認よりも構図の確認の方が多かったと思います。
カメラまかせというのは、ホワイトバランスもまかせました。
フラッシュを使うと、事前にホワイトバランスを測るエクスポディスクが役に立ちませんので、今回はオートホワイトバランスで撮りました。
結果的には、オートで全く平気でした。
★ 撮影 フラッシュ
今回は、問題無さそうなところでは、ほぼフラッシュを使用しました。
ただ、展示ケースが『島』(前後左右から見られるようなところ)になっていたりするところでは、向かいに人がいるようならOFFにしました。
フラッシュは、前回も使ってはいましたが、あまり活用出来ませんでした。
そこで今回は、少し使い方を変えてやってみました。
使ったのは、前回同様のCanon スピードライト270EXというフラッシュで、首が曲がって発光部を上に向けることが出来ます。
そこで、撮影時は、首を60度にして撮影してみました。
link >> デジカメアイテム丼 キヤノン「270EX」 (デジカメWatch
これは、被写体に直接当てずに脇に広がった光で照らすためにやってみました。
それ以外には、特にディフューザーなども使わず、ただ首を曲げただけです。
一見すると、フラッシュの効果が無さそうにも見えますが、意外と周辺に光が飛びますので、結構イイ感じに明るくなると思います。
もちろん、本来の使用目的である、壁に反射させるバウンス効果もあります。
これも真上に天井が無くても、意外と反射するものですね。
試しにやってみましたが、結構良好な結果になったと思います。
後は、調光補正を-1にして光量を抑えてあります。
ですが、これはもう少し明るくしても良かったかと思います。
★ 現像処理など
前回は、これがかなり時間がかかりました。
色補正、明るさ補正、トリミングなどです。
ですが、今回は、明るさはネームプレートやフラッシュ無しのところなど一部を除いて大きな修正はあまりありませんでした。
懸念された色の具合も、Photoshopの自動レベル補正で直ってしまうものが多かったです。
うまくいかないものでも、トーンカーブで大体見られるようになったと思います。
そういったことに割く時間が無くなったので、今回はネームプレートなどの傾斜を直してみました。
撮影が上から見下ろすことが多いのでナナメになってしまうことが多いのです。
これを、Photoshopのレンズ補正フィルタを使い、直してみました。
一部、不自然な感じのもあると思いますが、なるべく真っ直ぐ読みやすいようにしてみました。
後からコメントを書くのが面倒なので、なるべく解説文が読みやすいようにしたいところです。
そんなわけで、今回の写真の加工は、前回より驚くほど早く終わりました。
■ まとめ
と、いうわけで、4回目のイベント撮影でしたが、いかがでしたでしょうか?
今回から、ただのレポートではなく、フォトレポートとしました。
コメントを省略していますので、フォトのレポートとするべきかな、と思いまして。
趣味のレポとはいえ、やるからにはやはり素早く掲載したいところです。
このへんは、アキバHOBBYさんの迅速な掲載を拝見していつも思います。
家で時間をかけて撮るフィギュアレビューとはまた違った色々なノウハウが必要なイベント撮影です。
撮り直しが効かないうえ、容易に練習する機会もなかなかありません。
出来れば、普段からカメラに親しみ、カメラの写り方を知っておくというのも重要だと思いました。
また、レンズが違えば扱いも変わります。
イベントでは使い慣れたレンズを使う方が失敗も少なそうですね。
後は、数をこなしていくのみです!
そして、久々の『模型』イベントに参加することで、模型はやはり作ってこそ本当の楽しみがわかるものだと思いました。
完成品を入手出来ることが多くなりましたが、忘れたくない楽しみがそこにありますね。
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