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TEAC VRDS-25 トレイ&リフターベルトの交換をやってみた

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ここ数年使うことがなくなってしまったCDプレーヤー『TEAC VRDS-25』のトレイとリフターのベルト交換をやってみました。
VRDS-25は1995年頃発売の古いものですが、確か当時新品で12~3万円くらいで購入した記憶があります。

DENON(当時はデンオン)のDCD-1650GLからの買い換えでした。
高音が綺麗な1650GLから低音が魅力のVRDS-25に変えて音の違いにとても驚いた記憶があります。

ホントのところはwadiaのCDプレーヤーが欲しかったのですが、とても高くて手が出ませんでした・・・。

その後、自宅のメインCDプレーヤーになり、長いこと音楽を楽しんできました。
ところが、自宅PC環境の変化によりすっかり出番が無くなってしまいました。(現在の音楽環境の詳細はこちら

そんな感じにまったく使わなくなってしまったCDプレーヤーなのですが、久々に使おうと思ったところ・・・。
電源は入るもののトレイが出てこず、使用出来なくなっていました。

故障したかと思ってそれきりだったのですが、YoutubeでVRDS-25Xのトレイとリフターのベルトを交換する動画を見て調べてみたところ、ベルトの不具合で動かなくなる事例がとても多いことが分かりました。
動画を見て、交換作業はそれほど大変そうでもなさそうに感じたので交換用のベルトを取り寄せて交換してみることにしました。

交換用のベルトは直径20mmで1.6mm角のゴムベルトを千石電商のオンラインショップ『せんごくネット通販』で購入しました。
1つ210円で予備1つを加えて3つ注文しました。

他に工具として『3mmの六角レンチ、+ドライバー、ラジオペンチ、ピンセット、精密ドライバー』などを使用しました。
六角レンチは外装のネジ用です。

+ドライバーは軸が少し長めの方が使いやすいですね。
ラジオペンチはトレイ用のプーリーやリフターの昇降装置を留めているEリングを填めるのに使いました。

Eリングを外すときは-の精密ドライバーを穴に入れてグリッと回すと外れます。
吹っ飛ばさないように気をつけましょう。

今回は、作業に集中したかったのと、作業で手がベトベトになってしまったので写真はほぼ無しです。
参考資料は、以下の動画とwebサイト様を参考にさせていただきました。

 link >>  TEAC VRDS-25X トレイ&リフターベルトの交換 – YouTube
 link >>  [PONY-修理]「VRDS-50/TEAC」(2/2)クランプ用ベルト交換 [Auto Translation to English] – YouTube

 link >>  TEAC VRDS-25XS(ベルト交換) | 旧車ガレージ 車楽


基本的な分解は上記Suimeikan Audio様の『TEAC VRDS-25X トレイ&リフターベルトの交換』の動画でわかると思います。
機種は違いますが、背面ピンプラグの仕様以外はほぼ同じです。

ただ、肝心のリフター周りの動画がすっぽり抜けているので、そのあたりは旧車ガレージ 車楽様のブログ記事か、ステレオ工房ポニー様の動画が参考になると思います。



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正面左にある基盤を外すときは2つのコネクタを戻し間違えないように注意です。
端にあるアース線(?)も付け忘れないようにしましょう。



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底面にある基盤に付いているコネクタを外さないとリフターを取り出せません。
私のプレーヤーでは結束バンドでまとめてあったので、ケーブルを傷つけないように切断します。

そのすぐ脇にある穴の中にターンテーブルを下げる黒いプーリーがあるのですが、溶けたベルトでベトベトになっていました・・・。
指で少しずつ回してターンテーブルを下げるとトレイを出すことが出来ます。



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トレイを開閉するためのベルトも原型が無くなるほど溶けてしまっていました。
ベトベトの除去が大変でしたが、周りに飛び散っていなかったのが不幸中の幸いです。



後記

途中経過の詳細な写真を撮れなかったのは残念ですが、それでも6時間くらいかかってしまいました。
最も時間がかかったのは溶けたベルトの除去とトレイの清掃でした。

トレイは確か表面に加工がしてあったと思うのですが、加水分解して酷い状態でした。
それらは無水エタノールを使って拭き取りました。

ウェスやキムワイプなどを使うと良いかと思います。
私はクレシアのケイドライというソフトペーパーを使って拭き取りました。

トレイは大事なCDにベトベトが付くと大変なので時間をかけて綺麗にしました。


とにかくネジが多く、外す部品が多いのが大変でした。
ネジの紛失と付け間違いは避けたいので部位ごとに小袋に入れて紛失しないようにしました。

内部のネジは普通でしたが、外装のネジは頭が塩を吹いたみたいになっていたので破損してしまわないか心配でした。


作業で注意するところは、リフターに付いているセンサーを破損しないようにするところでしょうか。
センサーを外す前にうっかり持ち上げて少し曲げてしまいました。

Eリングを外すのも面倒ですが、すっ飛ばして無くすと面倒なので慎重にやりましょう。


重量が16kgあるので動かすのも結構大変ですし、外す部品も多いですが、作業難易度的にはそれほど大変ではないと思います。
自作PCで何度かPCを組み立てたことがあれば十分出来るレベルだと思います。

費用もベルト2つが420円ほどで、通販で買っても1000円しません。

CDプレーヤーのトラブルは駆動ベルトの劣化が多いようでYoutubeにも色々な機種での交換動画がありました。
何度か見てみて出来そうならチャレンジすると良いと思います。


作業完了後に恐る恐る電源を入れてみたら・・・無事に動くようになりました。
結構部品を戻さないと試運転出来ないので助かりました。

とりあえずCDを2枚ほど聴いてみましたが、いまのところ問題無さそうです。

久々にCDプレーヤーで聴いてみましたが、普段聴いているネットワーク環境での音よりもだいぶデジタル臭さが少ない良い音でした。
ただ、あちこちに片付けてしまったCDを探すのが大変で・・・。

利便性を考えるとCDプレーヤーには戻れないかなと思いますが、たまにはCDプレーヤーを使うのも悪くないと思いました。
長年愛用してきたというのもありますし、自分で修理したということでまた愛着が沸いてきました。

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