- 2008-10-25 (土) 19:12
- 撮影方法
今回から数回に分けて、フィギュア写真のレタッチをご紹介してみたいと思います。
いよいよ技術的なことをやろうということになりましたが、、、
私はレタッチを結構やっているのですが、やっとなんとか自分のやり方を確立してきたかなぁ~と思います。
まぁ、かなり自己流なのですが、、、
一口にレタッチと言いましても色々ありますので、1度に全部やるととてもとても大変になってしまいます(/ω\)
と、いうわけで、数回に分けてやってみたいと思いますw
第1回目は、レタッチをするということなどから考えてみたいと思います。
●レタッチをする目的
まずは、やる目的です、これは単純明快に「キレイに見せるため」でしょう。
大量生産される市販品のPVCフィギュアは、どうしてもその表面に異物やキズなどが入ってしまいます。
これをそのまま写すと場合によっては、かなり目立つことになります。
そこで、そういったモノを消すわけです。
ですが、そこで1つ問題になってくるのは、「最初からあったモノ」を消すということです。
フィギュアを箱から出した段階ですでにあるモノを消すのはどうなのか?という問題が出てきます。
塗装の乱れなども製品のうちと考えれば消すべきではないかもしれません。
また、パーティングラインなどは製造上どうしても付いてしまうものです。
そういったものを無かったかのように消してしまうということは、フィギュアをレビューする際に少なからず影響はあると思います。
購入を検討する目的で見に来た人には、誤った情報を伝えることになるでしょう。
このへんは、フィギュア写真を掲載しているサイト管理者様の考え方によると思います。
どこまでレタッチするべきなのか? あるいは、すること自体否定する意見もあるかもしれません。
ただ、今回は「レタッチをやる」ことが前提なのでそのへんの問題は各管理者様で判断されればイイかな、と思います。
ちなみに、私は「写真をキレイに作る」という目的でやっていますので、レタッチは行います。
ですが、レタッチしたことは、記事中に明記するようにはしています。
レタッチについては賛否両論あると思いますが、今回は「やる場合は」ということでいきたいと思います。
また、どこまで、どういったものまでレタッチするかということについては、次回以降にお話したいと思います。
●レタッチは万能ではない
まぁ、そうですねw
私もたまにやるのですが、ゴミ掃除を忘れても「後で消せばイイやw」的にやってしまうことがあります><
ですが、レタッチはやらなければやらないほうがイイのです。
私は、レタッチは、あくまで「誤魔化す」ということだと考えています。
ですので、当然、誤魔化すところが少ない方が良いですね。
また、レタッチもなかなか大変なので、撮影後の労力を減らすためにも、撮影時にはなるべくキレイにしておきたいところです。
あくまで、「仕上げ」に少し手を加えるという感じに考えていた方が良いかもしれませんね。
レタッチで直すのは何もキズやゴミばかりでなく、場合によってはライティングのミスなども多少ならいける事もあります。
直すのを前提に撮影するのではなく、最初からベストの撮影を目指して、それでも気になるところを直すという風にするようにしたいですね。
と、少々堅苦しい話しになってしまいましたが、、、w
今回のシリーズでは、以下のようなものを使ってやってみます。
●Photoshop CS3
●ペンタブレット WACOM intuos3 PTZ-630/G0 (ストローク芯)
あと、撮影前の掃除の話しが出ましたので、、、w
撮影前の掃除は、こんなものを使ってますw
左から、、、
●エツミ ジャイアントブロア
http://www.etsumi.co.jp/catalogue/catalogue.cgi?id1=3&id2=31&id3=312&pos=1
●タミヤ モデルクリーニングブラシ
http://www.tamiya.com/japan/products/74078brush/index.htm
●2WAY クリーニングブラシ
http://item.rakuten.co.jp/e-price/719190/
●花王 クイックルワイパー ハンディ
http://www.kao.com/jp/quickle/qkl_handy_00.html
1番よく使うのは、タミヤのモデルクリーニングブラシですね。
まずは、ブロアでザッとホコリを飛ばしてブラシで撫でるという感じですね。
毛先がとても軟らかいのでまずキズが付くことは無いと思います。
軸の部分に小さい筆が入ってますが、こちらはあまり使いませんね。
たいていのホコリは、ブロアで吹いて、大きい筆で撫でるとキレイになります。
ブロアは、比較的大きめのを使っています。
ラテックス製でやわらかく押しやすいです。
大きいので風量もありますねw
ちょと値段が高めですが、結構お気に入りです。
クイックルワイパーは、主に背景紙の上のホコリ取りですね。
スッと撫でるだけでキレイになります。
近所のスーパーなどで簡単に入手出来るのが良いです^^
普段使いに机や家具などの掃除にも便利です。
でも出来れば、撮影専用に1本用意しておきたいところです。
2WAY クリーニングブラシは、ほとんど使いません><
特に青い方のブラシが硬く、これで撫でるとキズが付いてしまう可能性大です。
送料合わせで買ってみました(/ω\) (あと少し買うと送料無料になるときに、、、w
特にオススメは、タミヤのモデルクリーニングブラシですねw
これは、非常に便利です^^
と、いうわけで、第1回は、準備編という感じでお送りしました。
次回は、実際のレタッチを見てみたいと思いますw
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