- 2010-11-28 (日) 21:42
- 雑想
長らく続いたNHKの大河ドラマ『龍馬伝』もついに最終回を迎えました。
坂本竜馬好きとして、最初の方を見ていなかったのが残念でなりません。
以前に、他局で坂本竜馬のドラマを見てガッカリしてしまい、この龍馬伝もその気分であまり期待していませんでした。
ですが、途中から見始めてみると、さすがNHKの大河ドラマという素晴らしい内容でした。
私は、元々日本史は全く好きではありませんでした。
歴史の授業は、全く面白くなく苦痛でした。
そんな日本史でしたが、故司馬遼太郎氏の小説を読んで、幕末の魅力、日本史の魅力の入り口を知りました。
『竜馬がゆく』と『燃えよ剣』は、今でも手放せない歴史小説の最高傑作です。
その小説とはまた違った雰囲気の坂本竜馬ですが、福山雅治氏の熱演は素晴らしかったです。
正直なところ、福山氏が竜馬では・・・と思っていました。
ところが、見るたびに坂本竜馬にハマっていくようで全く違和感無く見られました。
小説のイメージを思い出しながら、独特な雰囲気にて進む物語は毎回とても面白かったです。
多くの人が小説でも歴史でも知るように、坂本竜馬は最後に暗殺されてしまいます。
犯人は、いまでも謎の部分があるようですが、劇中では小説と同じく見廻組になっています。
このへんは、異論のある方もおられるかもしれませんが、犯人が新撰組でも見廻組でも大した違いはありません。
坂本竜馬がこの世からいなくなったという絶大な事実の前には些細なことだと思います。
龍馬伝 最終回は、改めて坂本竜馬の短いが誰よりも太い人生を考えさせられる内容でした。
今でも坂本竜馬が多くの人を魅了し続ける理由がよくわかります。
歴史の『もしも』を考えても意味はありませんが、もしも坂本竜馬が明治の世に生きていたら・・・。
日本が大きく変わる幕末という波乱に満ちた時代を改めて考えてみたくなりました。
そして、久々に『竜馬がゆく』を読み返してみたい気分になりました。
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