- 2010-12-15 (水) 23:24
- パソコン
今日は、帰宅後にBSジャパンにてカンブリア宮殿という番組を見ていました。
初めてみる番組ですが、電子書籍についての内容でなかなか興味深かったです。
link >> カンブリア宮殿:テレビ東京
電子書籍というと、最近わりと話題になっているようですが、以前からケータイなどでも配信されていたように思います。
私も興味があって、読売新聞連載のコボちゃんなどをDLして読んでいたりしました。
ただ、4コマ漫画のコボちゃんは良かったのですが、ケータイの小さい画面だと普通の漫画などはちょっと見にくい気がしていました。
今ではiPhoneを手にしているので、画面も大きく綺麗になり、電子書籍も以前より楽しめそうな感じがします。
電子書籍の話しを聞くたびにそう思ってはいるのですが、実はあまり期待していません。
以前にケータイで読んでいた時もそうだったのですが、まず読みたいと思うモノが無いのです。
品揃えがイマイチなところがとても気になるのです。
番組では、iPadで電子化された雑誌を読んだりしているシーンもありましてなかなか興味深かったです。
私もわりと雑誌は好きなので読んでみたいと思うのですが、果たして自分の読みたい雑誌がどれほどあるのか・・・。
モデルグラフィックスやホビージャパンなどが読めれば、購入を検討してもいいと思ったりします。
アーマーモデリングやスケールアビエーションなどまで読めれば言うことありません。
どうも、電子書籍というと読むための端末ばかりが注目されているように思います。
ソニー製でもシャープ製でも正直興味ありません。
読みたいモノが読めるモノに興味があります。
何で読めるかではなく何を読めるかというのが重要ではないかと思うのです。
日本ではアメリカなどと違い、作家と出版社間での著作権などがイマイチ明確でなく、著作権の問題がかなり大きいそうです。
村上龍氏が独自に電子出版事業を立ち上げたのもそんなところからではないでしょうか。
番組を見ていて思ったのは、作家自らが動き出すと電子出版も面白くなりそうな気がします。
普段、漫画や小説を書いている人が自らビジネスに乗り出すのは難しいと思いますが・・・。
著作権の問題について知ると、果たしてどこが最もコンテンツを揃えられるのかというのも甚だクエスチョンです。
あの大日本印刷ですら、10万冊を告知していながら3万冊ほどしか揃えられないという現状で、他の例えばケータイのキャリアなどにどれほどコンテンツを揃えられるでしょうか。
ケータイもスマートフォンなどが登場し、またiPadのような端末も出ることにより、電子書籍は以前より面白く見られる環境が出来てきていると思います。
ですが、肝心の中身がイマイチではどんな高性能な入れ物を用意しても意味がありません。
電子書籍というと、私はキンドルが気になるのですが、キンドルはいまだに日本語の書籍が買えません。
日本のアマゾンが本格的に参入してくればずいぶん面白くなってくると思います。
link >> アマゾン・キンドル – Wikipedia
電子書籍が色々話題になりつつもアマゾンが静観しているように見えるのは、やはり先行きが不透明だからでしょうか。
キンドルも順調にいくまで結構苦労したようです。
果たして、ソニーなどにそこまで粘れるかどうか・・・。
私は、ソニーは新しいことをやるのは好きなのですが、ダメそうだとすぐに撤退してしまう印象があるのです。
最近、iPhoneを購入して、その性能は以前使っていたケータイや昔使った色々な端末類と比べて驚くほど高性能になっていると思います。
電子書籍もかなり利用したくなると思う性能です。
ただ、1番の問題の『読みたいもの』が無ければ、どうにもなりません。
パソコンと一緒で、ソフトが無ければただの箱です。
なんとか尻つぼみにならずに普及していって欲しいですね。
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