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AKG Q701用miniXLRケーブル 第二弾を作ってみた
- 2014-06-13 (金)
- オーディオ、AV機器 | レビュー
先日製作してすこぶる調子の良かったAKG Q701用のminiXLRケーブルですが、見た目がイマイチだったのであらためて作ってみることにしました。
そこで以前から使ってみたかったメッシュチューブというものを使ってみました。
メッシュチューブというのはケーブルの上にかぶせて保護をするものですが、見た目に高級感が出ます。
今回は保護目的というよりも見た目の綺麗さ目的で使ってみました。
使った材料は以下のものです。
- 【フォンプラグ】NEUTRIK NP3X(サウンドハウス)
- 【miniXLRコネクタ】ITTキャノン M-XL-3-11M(せんごくネット通販)
- 【ケーブル】MOGAMI 2944(共立エレショップ)
- 【メッシュチューブ】VIABLUE ブレイディングメッシュスリーブ ネオン(Art Music)
※括弧内は購入店
フォンプラグはNEUTRIKのNP3Xを使い、miniXLRコネクタはITTキャノンのものを使いました。
NP3Xは金メッキ無しですがあまり金メッキにこだわることもないかなと思ってコネクタとシルバーボディで色を合わせることにしました。
肝心のメッシュチューブは、Q701のグリーンに合わせようと思ってグリーン系を選んでみました。
中身のケーブルは前回同様MOGAMI 2944です。
材料費は4点あわせて1,900円くらいでしょうか。
ただ、購入店が違うので送料がだいぶかかってしまいました。
製作は前回と同じような感じですが、今回は絶縁にテフロンテープを使ったりしてみました。
miniXLRコネクタの端子はとても小さいので今回も3箇所半田付けするのに苦労しました。
製作のポイントはメッシュチューブの扱いでしょうか。
プラグ内でどこまで引き込むかというのと、両端のプラグを固定する際にメッシュが弛まないようにしっかり伸ばして固定しました。
REANのRT3FC-Bと比べるとITTキャノンのコネクタは少し重いですがその分とてもしっかりした作りで信頼感がありますね。
ケーブルもより太いものが使えます。
Q701への着脱も緩くなく、かといってキツすぎずという感じでしっかりハマります。
メッシュチューブを被せたことでケーブルがだいぶ硬くなってしまいましたが、使用する上では許容範囲かと思います。
ケーブルテスターでチェックをして試聴してみましたが、プラグの違いからか多少解像感が落ちたような気もしますが音の響きは逆に良くなったような気がします。
このへんはエージングが進むとまた変わってきそうですが常用するのに特に問題のあるレベルではなさそうです。
今回初めてメッシュチューブを使ってみましたが、見た目が綺麗になってなかなか良い感じです。
多少ケーブルが硬くなってしまうのが難ですが、ナイロン製の軟らかいものなどもあるので気になる場合はそういうのを選ぶと良さそうです。
ケーブル製作もだいぶ慣れてきて見た目にもこだわれるくらいになってきましたが、やはり仕上がりが綺麗だと満足感も違いますね。
特にMOGAMI 2944は音は良いのですが、お世辞にもあまり高級感のある見た目では無いのでかなり効果的でした。
メッシュチューブは探してみると結構色々な種類があるのでまた別の機会に使ってみようと思います。
AKG Q701用にminiXLRケーブルを作ってみた
- 2014-05-19 (月)
- オーディオ、AV機器 | レビュー
今回は自作オーディオケーブル第三弾ということで、愛用のヘッドホン AKG Q701用のminiXLRケーブルを作ってみました。
AKGのQ701はケーブルが着脱出来るようになっており、その接続にminiXLRプラグが使われています。
このminiXLRプラグとヘッドホンプラグを使ってケーブルを作ります。
使用したプラグは、REANのRT3FC-BとNEUTRIKのNP3X-Bです。
ケーブルは、MOGAMI 2944を使うことにしました。
miniXLRのプラグは、半田付けする部分がとても小さいのであまり太いケーブルを使うと失敗しそうな気がしたので細めのケーブルを選びました。
MOGAMI 2944は外径2.5mmほどと細めのケーブルで、値段も1m70円ほどでリーズナブルです。
プラグはお馴染みのREAN&NEUTRIKです。
特にNEUTRIKのプラグは作りがしっかりしていて金メッキの色合いが金ぴか過ぎず渋い感じで好きです。
ヘッドホンプラグは色々種類があるので選びやすいと思います。
しかし、miniXLRは扱っている店も少なく、探した限りではREAN製の他はSWITCHCRAFTのTA3FX、オヤイデ電気で扱っているノーブランド(おそらくITTキヤノン製)のものくらいでした。
オヤイデ電気で扱っているものは現在使っているHPC-X62と同じものではないかと思います。
どれを選んでも良さそうですが、ここは使い慣れてきたREANのものを選びました。
RT3FC-Bとモガミのケーブルは共立エレショップ、NP3X-Bはサウンドハウスで購入しました。
材料費は、ケーブルが2mで3つ合わせて1,350円ほどでした。
レビュー
今回使ったパーツです。
MOGAMI 2944、REAN RT3FC-B、NEUTRIK NP3X-Bの3つです。
事前にどこにどの線を繋ぐかきちんと調べておきます。
ネットで調べてもよくわからなかったので、手元にあるオヤイデのHPC-X62をテスターで調べてみました。
RT3FC-Bは、半田付けする端子側から見た並びです。
途中経過すっ飛ばしまくりですが、完成です。
夢中になると写真を撮るのをいつも忘れてしまいます。
写真では分かりにくいですが、ケーブルが細かったのでプラグ内の部分に熱収縮チューブをかぶせて少し太くしてあります。
RT3FC-Bはかぶせた後端部分が少し外に出るようにして作ってみました。
動くことで結構負荷のかかるヘッドホンケーブルの根元なので補強の意味でやってみました。
NP3X-Bは、熱収縮チューブが短くて根元の部分にちょっと隙間が空いてしまいました。
今回は自作ケーブル第三弾ということでAKG Q701用のヘッドホンケーブルを作ってみました。
miniXLRプラグの半田付けがかなり小さいところなのでちょっと苦戦しました。
YouTubeで半田付けの動画を見てやったのですが、ケーブルと端子側に予備半田をしてケーブルを上から半田ごてで押さえるようにして熱すると楽に出来ました。
半田付けは下になる2番からやりました。
相変わらず仕上がりはあまり綺麗とは言いがたいものがありますが、だいぶ半田付けも慣れてきました。
NP3X-Bの方もチップとリングの間隔が狭いのでやりにくかったです。
どちらもきちんとプラグを固定してやるのが肝心ですね。
万力様様です。
半田付けが終わってから緊張のケーブルチェックですが、今回も特に問題なく出来たようです。
CT100ではminiXLRを直接接続出来ないので、SWITCHCRAFTのTA01という変換アダプタを使って計測しました。
そして、緊張の試聴ですが・・・今回も普通に音が出ました。
当たり前と言えば当たり前なのですが、この瞬間が1番緊張しますね。
早速、シモツキンとゆかりんのアルバムを聴いてみました。
最初は気のせいかノイジーな感じがしたのですが、しばらく聴いているとなかなかにバランスの良い音です。
オヤイデのPCOCCを使ったHPC-X62に比べると解像感はやや劣る感じはしますが、中低域が増した感じで全体的に聴きやすくなったと思います。
解像度を高く楽器の音色を楽しむといった用途だとオヤイデのケーブルの方が向いてそうですが、ボーカルなども含めてポップスなどを聴くには良い感じだと思います。
HPC-X62は綺麗な音ではあるのですが、ちょっと音が硬いような気もします。
正直なところ、1m70円のケーブルなんて・・・などと思っていたのですが、悪くないどころかかなり良い感じです。
MOGAMI 2944は、ケーブル自体はかなり細めですが、それほど柔軟という感じではありません。
外被覆はPVCで少しテカりがあって見た目がちょっとビニールぽぃ感じで高級感が少なめなのは値段を考えると致し方ないところですね。
とはいえ、導体はネグレックスOFC、絶縁体は架橋ポリエチレンと作りはしっかりしていると思います。
気になる場合はメッシュチューブでもかぶせれば良さそうですね。
ケーブル自体は無地でメーカー名とかケーブル名など入っていません。
扱っている店が少ないのが難点ですが値段を考えるとかなり良い感じのケーブルだと思います。
オヤイデのHPC-X62も綺麗な音で良いのですが、ややケーブルが短めで、かといって純正の付属ケーブルではちょっと長いので自作することで丁度良い長さで作ることが出来ました。
結構安く作ることが出来ましたし、線材やプラグを変えてまた作ってみようかなと思います。
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