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第二種電気工事士

【電気工事士】 第二種電気工事士筆記試験の勉強方法など

第二種電気工事士試験の下記筆記試験まで1ヶ月を切りました。
もう申し込みはずいぶん前に締め切られていますが、試験前で頑張っている方も多いと思います。

今日は、実際に私が筆記試験のためにやった取り組みなどを書いてみたいと思います。


筆記試験の勉強方法

私はきちんとした『勉強』というものは長いことやったことがありませんでした。
わりと新しい趣味のカメラや電子工作などもいわゆる『勉強』というのはやっておらず、なんとな~くわからないことをネットで見たりして覚えてました。

ですが、資格試験というキッチリしたものを受験するとなると、なぁなぁで済ますわけにはいきません。
しっかり勉強しなければいけないわけですが、1番の難関はその『勉強』の習慣が無いところにその習慣を作るということでした。

やり始めの頃は、勉強し始めてもすぐにやるのが辛くなってしまいました。
また、単に参考書の重要項目を書き写すだけで時間がかかっているわりに大して頭に入っていきませんでした。

それからしばらく続けてなんとなく自分に合った勉強方法を見つけて最後はそこそこ効率よく勉強出来たと思います。
勉強慣れしている人はすぐに自分なりの勉強方法で効率よく勉強を進められると思いますが、勉強慣れしていない人はまず勉強慣れするところから始める必要があると思います。


私が第二種電気工事士筆記試験対策で使った参考書類などは以下の2つです。
講習とか通信講座といったものはやらずに市販の参考書類のみで勉強しました。



オーム社『2015年版 第2種電気工事士 筆記試験 すぃ~っと合格』

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書籍は、第二電工の試験ではわりとわかりやすいと評判の本を選びました。
結構厚みのある本ですが、約360ページのうち半分は過去問なので参考書部分は半分やれば済みます。

豊富な写真や図でわかりやすいです。
最初は各項目の重要なところを紙に書き写していくだけで時間ばかりかかってしまいました。

その後、各項目を一通り読んでからすぐに関連した過去問を解いてみてなんとなく出題の感じを覚えるようにしました。

わかりやすいとはいえ、器具や工具などをはじめ、各項目ともそれほど詳しくは解説されていません。
広く浅くという感じです。

足りない部分などは、ネットで検索したりしてその都度確認しました。

例えば『電線管支持金具(パイラック)』は、金具の写真が2つ掲載されているだけでどうやって使うのかわかりませんでした。
そこで『パイラック』で検索して実際の使用状況の写真などを見て使い方などを確認しました。

確認すると、『あ~。パイプとか固定してるアレか!』とすぐにわかりました。

また、巻頭に『上手な学習方法』という内容があるのですが、これを読んでみるとなんとなく自分でも合格できそうな気分になりました。
とてもわかりやすい本ではありますが、ほぼ参考書としてだけ使って過去問に関しては一部を使っただけで大半は以下のアプリを使いました。



iOSアプリ『第二種電工 一般問題』有料版
iOSアプリ『第二種電工 配線図問題』有料版

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次に過去問をやる必要があると思ったのですが、書籍の過去問だと開いたり答えあわせなど面倒だったのでスマホのアプリで良さそうなものが無いか探してみました。
すると受験者の多い資格なだけにいくつかあったので、そのうちの1つを使ってみました。

シンプルに年度毎に問題が分かれていて見やすく、回答後に簡単な解説もついているなどなかなか便利なアプリです。
回答すると正解、不正解が○×で見えてわかりやすいです。

ジャンル毎に問題をやったり間違えた問題からランダムにやったりといったことも出来て便利でした。
試験前最後の1週間くらいはこのアプリで繰り返し過去問をやっていました。

iPhone片手にベッドに寝転がってポチポチ回答しながら出来るなど物ぐさな私には良かったです。
この過去問で合格点の60点以上十分にとれたので当日はだいぶ自信をもって受けることが出来ました。

私はいきなり有料版を買ってしまいましたが、お試し用の無料版もありますのでまずはそちらから試すと良いと思います。


ただ、便利で実用的アプリだと思いますが、先に過去問を始めるのはあまりオススメしません。
確かに出題傾向は毎回同じような感じなので過去問を繰り返しやってそれなりに点数がとれれば合格は出来ると思います。

とはいえ、電気関係のことをあまりよくわからない人がいきなりやり始めると何を言っているのかサッパリわからなかったりしてやるほどに自信ややる気が無くなってしまう可能性があります。
私も最初にサラッとやってみたのですが、不正解ばかりでちょっと自信が無くなってしまいました。

理系の高校や大学などで電気関係の勉強経験のある人ならいきなり過去問から入っても良いかもしれません。
慣れていない人でも最終的には過去問の繰り返しはやるべきと思いますが、まずは参考書である程度勉強してからの方が良いと思います。



筆記試験の勉強時間

筆記試験の勉強時間は正確には測っていませんが、トータルで50~60時間くらいかと思います。
期間としては、ちょうどゴールデンウィークの終わり頃から本格的に始めましたのでだいたい1ヶ月くらいでしょうか。

ネットでブログの体験記や掲示板などを見たりするともっと長かったり逆にもっと短くても余裕だったりとなかなか判断が難しいと思います。
私は理系出身ではありませんし、電気関係はあまり得意ではありませんが器具とかそういったところは工具好きなこともあってそのへんのところから始まる上記の参考書でわりとスンナリ始められました。

学習経験はありませんでしたが、興味のある分野でもあったので覚えやすかったかもしれません。
私自身が基準になってしまいますが、こういう電気関係のことにまったく興味が無い人だともう少し長く勉強した方が良いかもしれませんね。

勉強する上で結構難関だったのは計算が必要なところでしょうか。
合成抵抗値、熱量、力率などなど・・・頭がショートして頭痛がしてきましたが、とりあえずやるだけやってみて大半を捨てる覚悟でいました。

6割正解すれば良いので少しでも得意なところで稼いで、残りの4割のうち捨てるところは捨てて足りないところに注力すべきかなと思います。



実際の筆記試験

実際の筆記試験は世田谷区の東京都市大学で受験しました。
なかなか良い雰囲気の町並みを抜けたところにある大学でしたが、B29の実物のエンジンが飾ってあって驚きました。

そこそこ暑い日でしたが、教室内にはエアコンもあったので悪い試験環境ではありませんでした。
30分くらい前について、トイレに行ったり最後の復習をしてみたりしてからいざ本番の試験に臨みました。

試験時間は2時間ということでわりと長く取られているのですが、試験が終わって早々に退出する人が結構多かったので人数が減るたびに結構焦りました。
私のいた教室では最後までいたのはとても少なくて14~5人くらいでしょうか。

もちろん、早く終われば終了まで待っていなくても良いのですが、早く退出しても大したメリットは無いので終了時間いっぱいまで見直していました。
一部の問題で見直すことによって正解になっていたものもありましたので、すべての回答が終わっても可能な限り時間いっぱい頑張っても良いと思います。

また、出題はすべて4択問題なので答えがわからなくても諦めずに必ず何かしら選んで回答しておくべきだと思います。

筆記試験はよほどゆっくりやるのでなければ2時間で十分全問回答は出来ると思います。
周りの回答が早い人達に惑わされずに自分のペースでやりきるというのが大事だと思います。



筆記試験の難易度は?

ネットで検索すると試験の難易度について質問しているのを何度も見かけました。
それぞれの回答を見た感じだとどちらかというと易しい感じの試験という回答が多い印象を受けました。

実際に6月の試験では答え合わせをしたところ92点ということで十分な合格範囲でした。
過去問では92点という点数は取ったことがなかったので私には今期の試験は易しかったことになります。

多少の難易度の上下はあると思いますが、過去問をやってみて70点、80点ととれるようなら十分合格できるのではないかと思います。
難易度は受ける人の過去の勉強経験、興味や趣味なども関わってくるので一概には言えませんが、文系でも工作好きだったりすると難易度は下がりそうです。

配線器具とか工具などを見て少しでも興味が沸くようなら難易度も下がると思います。
また、出題範囲すべてを完全に勉強するとなるとかなり大変ですが、合格基準の6割を目安にして苦手なところや難しいところを飛ばしてやればずいぶん楽になると思います。

私自身が実際に勉強して試験を受けてみての感想は、やる内容はそれなりに難しかったですが『合格』だけを考えれば事前に考えていたよりも易しかったという印象です。
ただ、物理とか化学とかサッパリな私程度の者でも合格できたとはいえ『国家資格』でありますので国家資格の中では易しいかもしれませんが、決して『簡単』という言葉を使うことは出来ないでしょう。

実際、筆記試験の合格率はだいたい50~60%くらいなので誰でも受ければ合格できるというものではありません。
受験資格が無いので、中には付き合いで受けたとか会社から言われて形だけ仕方なく受けに来たといったような人もいるかもしれませんが・・・。

『普通に勉強していれば落ちることはありません。』というような記述もたまに見かけますが、『普通』というのが人それぞれで違うので難易度の判断はなかなか難しいです。



4907394128ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格2015年版藤瀧 和弘
ツールボックス 2014-11-22

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【電気工事士】 第二種電気工事士試験の結果通知が届いた!

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昨日、第二種電気工事士試験の結果通知が届きました。
いきなりなんなんですが、資格取得のためにコッソリ勉強していました。

そもそもどうしてこの資格を取ろうと思い立ったかというと・・・。
ことの始まりは自宅の壁のコンセントをオーディオグレードのものに交換したいと思ったところから始まりました。

オーディオ関連の自作でピンケーブルなどは特に資格など必要無く製作することが出来ますが、壁のコンセントを交換となると電気工事士の資格が必要になるのです。
わざわざ資格を取らずとも業者に頼んで交換してもらえば良いじゃないと思ったりもしたのですが、工事費など結構かかりそうで躊躇していました。

しかも工事を頼むとなると当然誰かしらが部屋に来て工事をするわけですが、この趣味全開に染まっている部屋を見渡してそれを何の躊躇も無く頼めるかと言われると・・・。
そんなこんなで、どうしても交換したいなら自分でやるしかないと思い、電子工作などもやるようになりましたし電気関係の勉強も兼ねて、じゃあ資格を取るかということで今年の上期の第二種電気工事士試験を受けてみることにしました。

筆記試験が6月、技能試験が7月、そして一昨日の9月4日に技能試験の結果発表がありました。


2~3日で取得出来るものではありませんので、当然のことながら以前からアレコレやっていました。
ただ、合格すれば良いですが、ブログでさんざん書いて不合格だったらカッコ悪いなぁと思って一切書かずにいました。

ですが、技能試験が終わり、合格結果が届いたので晴れて情報解禁といったところです。

まだ通知が届いただけで免状はこれから申請して発行してもらわなければなりません。
免状が届けば晴れて第二種電気工事士の資格取得です。

もし技能試験が不合格だったら何事も書かずにまた来年頑張ろうと思ったのですが、合格できたので今後は今までやってきた試験への取り組みなどをちょろちょろっと書いていこうかなと思っています。

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