- 2012-09-21 (金) 21:51
- 撮影独り言
発表から少し時間が経ってしまいましたが、キヤノンから新型35mmフルサイズ機『EOS 6D』が登場しました。
link >> キヤノン:ニュースリリース
link >> キヤノン、35mmフルサイズ小型軽量モデル「EOS 6D」 – デジカメWatch
今春にEOS 5D MarkIIIを導入してやっとフルサイズデビューした身としては気になる新機種です。
しかも、今までに無い新しいEOSシリーズなので余計に気になります。
EOS 5Dシリーズの弟分にあたるモデルのようです。
ちょうど、ライバルメーカーのニコンからD600というフルサイズ機が出るということでそれに合わせた発表なのでしょうか。
ただ、気になる詳細を見てみるとちょっとガッカリ感が拭えません。
まず気になるのが、ファインダー視野率が約97%ということ。
そして、フォーカスフレームが11点しかないということです。
GPSやWi-Fi機能を内蔵したのはとても魅力的ですが、ちょっと5Dの劣化版という印象が強いです。
ライバルのD600は、兄貴分のD800と同じくファインダー視野率約100%です。
フォーカスフレームはD800の51点に対して39点と少し少ないですが、十分な数はあると思います。
5D MarkIII(61点)を使った後に7D(19点)を使うとこのフォーカスフレームの少なさが結構気になるのです。
しかも、7Dは19点すべてクロスセンサーなのに対して6Dは11点のうち中央1点のみがクロスセンサーです。
5D MarkIIIに比べて重量がだいぶ軽くなったのは評価したいところですが、正直なところ5D MarkIIIでもそれほど重いとは思っていないのであまり気になるところではないですね。
また、メモリーカードがコンパクトフラッシュではなくSDカードになってしまったのも気になります。
個人的にSDカードは、あのチープな作りがどうしても気になるんですよね。
そして、SDカード=エントリー機、コンパクトフラッシュ=高級機みたいなイメージもあったりします。
6Dは内蔵フラッシュを搭載していません。
廉価版フルサイズ機としては、これはあっても良かったかなと思いますが、内蔵フラッシュが無いことで見た目が5Dのような感じで高級感はありますね。
D600は、D800の弟分としてこれはこれで魅力のある仕上がりになっているのですが、6Dはどうも色々省いて安くフルサイズ機を出しましたという感じがしてしまいます。
APS-C機とフルサイズ機を直接比較するのはなんですが、7Dと比べてもちょっとあまり魅力を感じないのが正直なところです。
14~5万くらいなら良いかなと思いますが、ちょっと20万近くは・・・という感じですね。
せっかくの新機種に対してちょっとマイナス評価ばかりになってしまいましたが、一眼レフを使っている方ならフルサイズ機は多かれ少なかれ憧れはあるのではないかと思います。
私もフルサイズ機を使い始めてからその魅力をとても感じています。
5D MarkIIも現役でかなり安くなりましたが、いかんせん3年前の機種です。
デジタルカメラは3年も経つと性能はだいぶ変わると思います。
12月発売のようで、他機種と同じくレンズキットも用意されています。
5D MarkIIIと同じくEF24-105mm F4L IS USMのセットです。
このレンズもそろそろ後継機が出ないかと思っているのですが、まだ先になりそうですね。
廉価版のフルサイズ機登場で、EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMがモデルチェンジして登場!
・・・なんていうのがあったらうれしいんですけどねぇ。
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