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2014-12-01

【レビュー】手のひらサイズの小型卓上スピーカーを作ってみた

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最近は就寝時にゆかりんのラジオなどを聴いて寝るのが恒例になってきました。
先日、その環境を整えてみたのですがスピーカーがちょっと微妙な気がしてきてこれを変えたいと思いました。

そこでAmazonで小型のスピーカーを探してみたのですが、なかなかコレというのが見つかりません。
個人的にはBOSEのAM5IIIやCompanion5の小型スピーカーのようなものを探していたのですが、良い感じのものがありませんでした。

BOSEのスピーカーを買っても良いかと思ったのですが、出来るだけ安価に済ませたいのでどうしようか考えていました。
そこで小型のスピーカーユニットを使って作れないか調べてみました。

すると、5cmくらいの小型のスピーカーユニットを使えば結構小さい物を作れそうなことがわかりました。
問題は、このスピーカーを収めるエンクロージャーですが、これも作るとなると結構な手間がかかってしまうので5cm用の小さい既製品は無いかと探してみました。

その結果、自作スピーカーでお馴染みのコイズミ無線でパーツ一式揃えられそうだったので注文してみました。
今回使ったパーツは以下の物です。


  • スピーカーユニット:TangBand W2-802SE(×2)
  • エンクロージャー:ダイトーボイス SV-70W2(5cm用)(×2)
  • スピーカーターミナル:ART TS-177(2個セット)
  • 配線材:mogami 2514(赤黒各1m)
  • ファストン端子:GFT-S8/ KL110(8個入り)

今回は、半田付けをしないでファストン端子を使って配線しようと思いました。
サイズが3種類あったのですが、1番小さいものでスピーカーユニット、ターミナルともにちょうど良かったです。

あとは、組み立てるのに+ドライバー、ニッパー、ケーブルストリッパー、電動ドリル、圧着工具などを使いました。
スピーカーユニット、ターミナルともに木ネジが付いているのですが、ドリルで下穴を開けてやりました。


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スピーカーユニットはなるべく小さい物ということで5cmのフルレンジを選びましたが、実際に届いてみるとかなり小さいです。
音が心配になってしまいましたが、完成して聴いてみると杞憂に終わりました。

5cmのフルレンジスピーカーはいくつかあったのですが、インピーダンスが4Ωのものが多かったので8ΩのTangBand W2-802SEにしてみました。
フェイズプラグという弾丸のようなものが付いているのが特徴です。

TangBandは台湾のメーカーで全く知らなかったのですが、検索してみるとわりと良い感じのスピーカーのようなので選んでみました。


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箱はちょっと雑な感じでしたが、手のひらサイズの小さい箱はニヤニヤ感が高いです。
組み立て中にフェイズプラグを損傷してしまわないようにカバーを付けたまま作業をしました。

まずは、組み立て始める前にスピーカーの動作確認をしました。
Fostexの小型アンプAP05を直接繋いで鳴らしてみました。

この時点でなかなか良い音で鳴ってくれてwktk感がアップです。


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今回初めて使うことになったのがファストン端子です。
以前作った電源ケーブルで圧着端子を使ってなかなか良い感じだったので試しに今回も使ってみようと思いました。

事前に赤黒で各2本作っておきます。
端子はちょうどの8個しかないので予備も買っておけば良かったですが、無事に失敗せずに作ることが出来ました。


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次にエンクロージャーの背面板を外してターミナルをネジ止めします。
ここは2.0mmのドリルで下穴を開けてねじ込みました。

そこで想定外だったのは、ターミナルを留めたネジが出っ張ってしまって背面板がハマらなくなりました。
仕方ないので出っ張った部分が当たるところを5.0mmのドリルで穴を開けました。


次にスピーカーユニットを取り付けるための穴を開けます。
こちらは4箇所、各2.5mmのドリルで穴を開けました。

ターミナル、スピーカーそれぞれ合わせてみてネジ穴の位置に印を付けて穴を開けました。
スピーカーが斜めにならないように注意します。

サイズはどちらもピッタリでした。

結構時間がかかるかと思いましたが、まったり動作テストしていた時間も含めて3時間くらいで出来ました。
慣れれば1時間もかからないと思います。


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H:135 × W:85 × D:115(mm)という小型筐体でなかなか悪くないです。
ターミナルは、ワンタッチプッシュ式のバネ式タイプの方が出っ張らなくて良かったかもしれませんがここはネジ式にコダワッテみました。

早速鳴らしてみましたが・・・。
思ったよりも良い感じに鳴りました。

スピーカーユニット本来の性能が出ているかは疑問ですが、声は聴きやすいです。
ゆかりんのラジオを聴いてみましたが、声が前に出てくる感じです。

小粒ながら芯のしっかりした鳴り方という感じがします。

音楽も鳴らしてみましたが、こちらは音楽を聴くのにメインにするにはやや迫力不足は否めないですが、PC用のスピーカーなどに使うにはFostexのPM0.3よりも音の締まりが良くてしっかり鳴っているという感じがします。
素性はわりと良いと思うのでしばらく使えばエージングが効いて結構良くなりそうな気がしますし、アンプやスピーカーケーブルを変えればさらに良くなりそうです。

今回はFostexの小型アンプAP05とセットで使い小型のシステムにしてみました。
小さめの音楽プレーヤーと合わせればそれだけで小型のオーディオセットになりますね。

このアンプも名刺サイズという超小型のわりに意外と良い感じの音で鳴ってくれます。

フェイズプラグが意外と出っ張っているので破損しないように気をつけなければいけません。
あとは直置きしやすいようにゴム足を下に付けたりしてみようかなと思います。

スピーカーユニットが思ったよりも高額になってしまいましたが、そのぶん音はなかなか満足いく感じになりました。
あとはこれをベッドサイドに配置してゆかりんのラジオを楽しもうと思います。

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