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ヘッドホンアンプでオペアンプを聞き比べてみた


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先日制作したヘッドホンアンプですが、その後オペアンプの選定でアレコレ聴いていました。
差し替えながら聴いているとオペアンプによってだいぶ音が変わることがわかりました。

【レビュー】ヘッドホンアンプとACアダプターを作ってみた

そこでいくつか聞き比べてみて今後使おうと思うものを選んでみました。

【試聴環境】
ネットワークオーディオプレーヤー:Olasonic NANOCOMPO NANO-NP1
D/Aコンバーター:PS AUDIO NuWave DAC
D/Aコンバーター:Topping D20 + 自作安定化電源
ヘッドホン:beyerdynamic DT990Pro

試聴ディスク:霜月はるか / SHIMOTSUKIN 10th Anniversary BEST PREMIUM COMPLETE BOX
※FLAC形式でリッピングしたものを試聴



オペアンプレビュー その1

※D/Aコンバーター:PS AUDIO NuWave DAC

U1:利得オペアンプ
U2:バッファオペアンプ
U3:サーボオペアンプ

【★★★★☆】
U1:LME49720
U2:MUSES8920
U3:LT1112

ボーカルのサ行がやや気になるが少し重心が下がった感じで安定した感じ
高音から低音まで抑揚が大きく音圧が高い感じで聴いていて楽しい
しかし、長時間聴くにはやや疲れる音
繊細さよりも太い音で低音がしっかりしている感じでポップスやロック、ジャズ向きな感じ
音の広がりはやや狭い


【★★☆☆☆】
U1:OPA2134PA
U2:LME49720
U3:LT1112

抑揚少なめであっさりした感じ。
フラットな感じで長時間聴きやすい。
その分やや面白みに欠ける。
良くも悪くも味付け無しな感じ。


【★★★☆☆】
U1:MUSES8920
U2:LME49720
U3:LT1112

全体的にバランス良く前に出てくる感じ
ボーカルにもう少し潤いが欲しいところ
尖ったところが少なく長時間聴きやすい
音の響きは綺麗だがあと一歩前に出て欲しいところ


【★★★★☆】
U1:OP275
U2:MUSES8920
U3:LT1112

LME49720と比べてだいぶ聴きやすい感じで少し荒ぶれていた音が安定した感じ
音の響きは綺麗で刺さるような響きにはならない
高音~低音まで全体的な音のバランスは良い感じで長時間聴いても疲れにくそう
低音の出が若干弱い感じもあるが十分メインで使える組み合わせ


【★★★★☆】
U1:OP275
U2:OPA2604AP
U3:LT1112

若干マイルド寄りで音の厚みが増した感じだが少し締まりが足りない感じ
もう少しボーカルが前に出て来て欲しいが声の余韻が心地よい
アナログ的な感じの響きで優しく余韻が綺麗だが低音がやや弱め
ゆったりした曲を聴いているとジンワリ来る感じ
かなり聴きやすい音だが前への張り出しがもう少し欲しいところ


【★★★☆☆】
U1:OPA2604AP
U2:MUSES8920
U3:LT1112

音の響きは綺麗ですっきりした感じだが若干線が細い感じで物足りなさも感じる
ボーカルに暖かみを感じる
テンポの遅い曲だと濃厚な感じで合いそうだがテンポの速い曲だともう少し明瞭さと張り出しが欲しい
じっくり聴かせるような曲だとソフトで心地よい感じになりそう
全体的にマイルド、ソフトという感じで解像度は低め


【★★☆☆☆】
U1:LME49720
U2:OPA2604AP
U3:LT1112

音の広がりがやや足りない感じ
音の締まりは悪くないが、響きが今ひとつ
聴きやすくはあるが特徴が少なくあまり面白みがない
あっさりしているが弾力を感じる音


【★★☆☆☆】
U1:NJM5532DD
U2:OPA2604AP
U3:LT1112

低域に特徴的な響き有り
音の広がりはあまりない
音の響きがやや霞んで聞こえる


【★★★☆☆】
U1:OP275
U2:MUSES8920
U3:OPA2604AP

程よい張り出し感で聴きやすい
音の広がりはほどほどにある感じ
ボーカルの滑らかさが足りず、刺さりが気になる


【★★★★☆】
U1:OP275
U2:MUSES8920
U3:OPA2134PA

音の響きが若干ぼやける感じはあるが高音~低音までバランスは良い
もう少し解像度が上がると面白いのだが長時間聴いて疲れにくいギリギリのところ
ボーカルは悪くないがあまり特徴がない
低音が若干弱いが十分メインで使える


【★★★★★】
U1:OPA2604AP
U2:LME49720
U3:MUSES8920

全体に抑揚もあり音の響きも太めだが瑞々しい
ボーカルの伸びも良く余韻も心地よいが若干ハスキーさも感じる
解像度も高すぎずかといって低すぎない良いバランス
どちらかというとぼやけ気味な感じがしたOPA2604APの良さが生きてきた感じ
長時間聴くにはやや疲れる音だが聴いていて楽しい音


【★★★★☆】
U1:NJM2068DD
U2:LME49720
U3:MUSES8920

低域が多めだが全体に主張しすぎず落ち着いた感じ
ボーカルはやや引っ込み気味だが程よく聴きやすい
解像度も無理して高くないが曲によっては薄いフィルターがかかった感じになる
長時間聴きやすい音


オペアンプレビュー その2

※D/Aコンバーター:Topping D20 + 自作安定化電源

その2は、その1の組み合わせで良かったLME49720とMUSES8920を固定してU1のみ変更して仕上げの調整をしてみました。
また、D/Aコンバーターを当初からセットで使う予定だったTopping D20に変更して試聴しました。

【★★★★★】
U1:LT1364CN8
U2:LME49720HA CANタイプ
U3:MUSES8920

若干ボーカルに固い感じがあるもののサ行もさほど気にならない
LME49720に感じる若干の荒さ解消のためにCANタイプのものに変更したところ荒さが解消されスッキリした
音の迫力、広がりも十分あり、飛び抜けた分解能で緻密な音がする
透明感もあり全体的に音の安定感が増した感じ


まとめ

最終的にレビューその2のLT1364CN8、LME49720HA CANタイプ、MUSES8920で落ち着きました。
3つとも秋月電子で購入しました。


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特にLME49720のCANタイプは、同じ49720とは思えないくらい音が安定しました。

CANタイプなのでそのままでは使うことが出来ませんので変換基板(共立エレショップで購入)を使って装着しました。
また、放熱器も使えるのでそれも合わせて使ってみました。


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LT1364CN8はかなり発熱があります。
放射温度計で表面温度を測ってみたところ、67~69℃くらいになっていました。

内部温度はさらに高いと思われます。
仕様書によると動作温度は85℃までのようなので結構ギリギリのところかもしれません。

数時間試聴していても特に動作に問題は無さそうでしたが、念のために放熱器(共立エレショップで購入)を付けてみました。


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正確に測れているかわかりませんが、放熱器の上面で40℃くらいになりました。
小さい放熱器ですが、多少は役に立ちそうです。



差し替えながらアレコレ聴いているとだんだんわからなくなってきてしまいますが、聞き比べはなかなか面白かったです。
いままでDT 990Proはあまり使っていなかったのですが、今回あらためて使ってみると驚くほど良い音で鳴ってくれました。

お気に入りのAKG K550に差し替えてみると驚くほど物足りなくなってしまいます。
Q701でも迫力不足ですし、手持ちのヘッドホンではDT 990Pro専用機になりました。

PS AUDIOのNuWave DACはスピーカーで聴く分には抜群に良い感じなのですが、ヘッドホンを使うと曲によってはキンキンした感じがして聞きづらかったりします。
比べてTopping D20は、解像感や音の広がりなど落ちますが、その分曲によっては聴きやすくなります。

録音状態が良い物ばかりならNuWave DACを使いたいところですが、そういうわけでもないので全体的にはTopping D20の方が使いやすいです。
特にゆかりんのCDは録音状態なのか元々相性が悪いのかわかりませんが、NuWave DACだとボーカルがキンキンしてしまって聞きづらいです。

オペアンプはそれほど高価なものでもないので色々種類を集めて聞き比べてみるのは面白いですね。
市販のヘッドホンアンプでは得られない満足感がありました。


電源ケーブル用にPanasonic WF52153B 2P15Aタフキャップを買ってみた


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週末に完成したヘッドホンアンプとACアダプターですが、電源ケーブルは間に合わせでオリコンの中にざっくり放り込んであるケーブルから使えそうな物を引っ張り出してきて使っていました。
とりあえず使っているケーブルがおそらく昔使っていたPCの電源ケーブルと思われるのですが、コンセントプラグが3Pで使いにくいのです。

2Pプラグに変えて長さも少し短くしたいと思ったのですが、価格的に電源ケーブルだけにやたら高価なプラグ類を使うのもバランスが悪いです。
とはいえ、自作でそれなりの電源ケーブル作成となるとACプラグとインレット、ケーブルで5,000円くらいになってしまったりします。

どうしようかなと思って、とりあえずPanasonicのWF5018のアースピンを外して付け替えればいいかと思いました。

ところが、しばらく買ってないうちに少し値上がりしていました。
確か1,200円くらいだったのが1,400円くらいになっています。

ものが良いのはわかるのですが、もう少し安価に済まないかと思って探してみました。
アメリカン電気の3Pプラグが700円くらいなので良いかなと思ったらアースピンが外せなさそうでした。

アースピン付きならわざわざ出来合いのケーブルを切ってプラグを付け替える必要はありません。
他に探してみると意外と見つかりません。

Panasonicのベターキャップなら80円くらいで済んでリーズナブルなのですが、さすがにいちおうオーディオ機器なのでもう少し見た目が・・・というところです。
以前買ったWF5015 タフキャップのアースピンが外せないかなと見てみましたが、特殊なY型ネジを外せばいけそうな気がしましたがあいにくと工具がありません。

他のメーカーから出ていないか検索しているとPanasonic製でWF5015のような形をしている2Pプラグの写真を見かけました。
WF52153という型番が出ていたので調べてみるとWF5015のアースピン無しのようなプラグでした。

見た目に少し安っぽぃ感じはしましたが、試しに1個買ってみることにしました。
送料かからないところで在庫がないか見ているとヨドバシに在庫があったので1個注文してみました。


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ビニール袋にも入らずシールが貼ってあるむき出し状態で届きました。
一般流通品ではないのかもしれません。

320円ほどでしたのでオーディオ向けでわりと安価なWF5018のさらに1/4くらいでしょうか。
作りは値段なりですが、ちゃんとPSEマークも入っていますしMade in Japanの刻印もあります。

ブレードの色を見ると非メッキのように見えますので意外と良さそうです。
白物家電の電源コード修理に使うにはゴツい大きさですがオーディオ用だと悪くないです。

ケーブル直止めと圧着端子とどちらでも結線できます。
Panasonicのwebサイトに詳細な仕様書があるのはありがたいですね。

 link >>  WF52153B | 2P15Aタフキャップ(125V)(ブラ | 品番詳細 | Panasonic


今回は圧着端子を使ってネジ止めしました。
圧着端子を使うと芯線がばらけず取付も簡単です。

プラグの根元部分でケーブルをしっかりクランプ出来るのも良いです。
これで300円くらいなら良いですね。

元のケーブルのプラグを切り離して付け替えました。
プラグだけ妙に豪華に見えますが、これだけで見た目がオーディオ用になった気がします。


ホスピタルグレードのWF5018と比べると見劣りしてしまいますが、値段は1/4程度なのでよしとします。
あまり扱っているお店がないようですが、ヨドバシの他にはモノタロウやAmazonのマケプレでも取扱がありました。

色も黒と白があるので使い分けても良さそうです。
BELDEN 19364あたりのケーブルで使うには物足りなさそうですが、自作オーディオで電源ケーブルを安価に作るには良い感じです。

自室では3Pだと変換プラグが必要なので初めから2Pのほうが使いやすいです。
今度ヨドバシかモノタロウで何か買うときにまとめ買いしておこうかなと思いました。


【レビュー】ヘッドホンアンプとACアダプターを作ってみた


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少し前から材料を集めたりして作っていたヘッドホンアンプとACアダプターが完成しました。
今回は2つ同時製作になったので時間がかかってしまいましたが、のんびり1ヶ月くらいでしょうか。

初のユニバーサル基板を使った製作でしたのでじっくり念入りにチェックをしつつ進めました。
回路の設計等はもちろん自分で出来るハズもないのでwebにて情報公開されておられる方の製作例を参考にさせていただきました。

 link >>  A47、CMOY、シリーズ接続…回路切替式HPA(DCサーボ付き)。 桐井研究室
 link >>  トランスを用いた自作ACアダプタ (正負電源出力仕様)。 桐井研究室


回路図はもとより実体配線図に部品表までこれでもかというくらい丁寧に公開されており、私のようなド素人でも完成させることが出来ました。
web上でこういった情報を無償で公開されておられるサイト様には初心者としてはとても助かります。

上記サイト様を参考にさせていただきつつ、部品を集めてIllustratorで改めて実体配線図を描いて製作しました。
改めて描いたのは、集めた部品の大きさが公開されていた実体配線図に合わなかったので位置や向きを変えなければいけなかったためです。

特にヘッドホンアンプは、220pFのフィルムコンデンサーがやたらに大きくなってしまったのでサイズが大きい基板で配置を変えて製作しました。
今回使用した基板上の部品は上記サイト様で公開されている物ほぼそのままで、そこにケースや端子類をプラスしています。

主な使用部品は以下のような感じです。


ヘッドホンアンプ

  • オペアンプ:MUSES 8920D、LT1112CN8、LME49720NA 各(1)
  • 抵抗:PRP (5)
  • 電解コンデンサー:ELNA (5)
  • フィルムコンデンサー:WIMA (5)
  • マイカコンデンサー:Silver Mica (5)
  • ボリューム:Linkman R1610G-QB1-A103 (2)
  • ヘッドホンジャック:SWITCHCRAFT 12B (6)
  • 電源端子:RS 3極丸形コネクタ (3)
  • RCA端子:Linkman RJ-2003/R、/w 絶縁型 (2)
  • ケース:タカチ HEN110412S (2)

ACアダプター

  • トランス:Nuvotem 70053K (3)
  • 三端子レギュレータ:JRC 7815FA、7915FA (1)
  • 電解コンデンサ:ニチコンKW、MUSE KZ (1)
  • フィルムコンデンサー:ルビコン メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ (1)
  • ショットキーバリアダイオード:新電元工業 D15XBS6 (1)
  • インダクター:サガミエレク 7313NC-331K-RA (2)
  • 電源端子:RS 3極丸形コネクタ (3)
  • ACインレット:TDK Lambda RPE-2003 (1)
  • ケース:タカチ MB-4 (3)
  • 電源スイッチ:フジソク 8C1011-Z (4)

購入店は、(1)秋月電子、(2)マルツ、(3)RS、(4)モノタロウ、(5)Garretaudio、(6)サウンドハウスです。

ヘッドホンアンプとACアダプターでコンデンサー等のメーカーが異なるのは、当初はACアダプターのみ試しに作ってみるつもりだったのでパーツの購入時期がズレて購入店、使いたいパーツが変わってしまったためです。



各基板作成

最初にACアダプターの試作基板から作り始めました。
試作基板は手持ちの余ったコンデンサーや安価な部品を使ってユニバーサル基板の配線作業に慣れるために作ってみました。

その後、本番の基板各種を作り始めました。


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まずは、ユニバーサル基板を使って各パーツを作りました。
今回はプリント基板ではないので位置を間違えないように気をつけるのがなかなか大変でした。

最初に脚を付けてテーブル風にした基板に部品を載せて配置を確認してから同じ基板をもう1つ裏返しで同じように用意して、載せ替えつつ半田付けしました。


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ACアダプターは、初めてユニバーサル基板で作るものだったので安価なパーツを用意して試作してみました。
この試作と本番のために2つも実体配線図を描くハメになりましたが、これでだいぶ実体配線図描きにも慣れてきました。


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右:試作基板

配線にはスズメッキ線を用意しましたが、ほとんどは抵抗やコンデンサーの切った脚を使ってしまいましたのであまり使いませんでした。
トランスが載っている基板では100Vに繋がっているので念のために太めの1mmスズメッキ線を使っています。


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実際にやってみるととなりの配線とくっつかないように気をつけたり、長い距離を引き回したり・・・なかなか大変ですが、アレコレ考えながらやるのは面白いですね。

この基板状態でケースに入れる前に仮の端子、ボリュームを取り付けて音出ししてみました。
最初、GNDがループしていたらしく上手く音が出なかったのですが、修正したところ無事に音が出ました。



ケース加工

製作で1番面倒くさくてやっかいなケース加工です。

まずはIllustratorでケースの寸法に合わせて穴の位置を普通紙に印刷して、それをケースにあてがってポンチで印をつけます。
その後、電動ドリルで穴開けをしました。

今回は、少しでも手間を省けるように開ける穴のサイズに合わせたドリル刃を何本か用意しました。


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三菱マテリアルの穴開け上手は、ドリルの先端が平らになっていてホルソーのような感じで穴開けが出来ます。
穴のフチのバリが少ないので後処理が楽です。

特に3mmはよく使うのでこれ1本だけでもだいぶ違いますね。


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写真ではフチが盛り上がっているように見えますが、タカチMB-4の保護フィルムです。
3mm穴は、開けっ放しで後処理をしないでネジ止めしました。

5.7mmという中途半端なサイズのドリル刃は、わざわざ探して買ってしまいました。
ACアダプター全面のLEDブラケット用です。

このブラケットは穴の余裕がほとんど無いのでちょうどサイズのドリルで1発で穴開けしたかったので用意してみました。
ただ残念なことに刃が長い上に作りが良くなくて、初期不良なのか回すとブルンブルンと軸ブレしてしまいました。

なんとか穴を開けることは出来ましたが、1mm厚のMBケースで助かりました。
2mm厚のHENケースでしたら思わぬ破損があったかもしれません。

大きいRCA端子と電源用の3極丸形コネクタはステップドリル、ACインレット穴はハンドニブラーでパチパチ切りました。
各丸穴の微調整はシャーシリーマーで行っています。

ドリル刃の不良でせっかくのちょうどサイズの穴も若干の調整はしましたが、かなり早く穴開けが出来ました。
ただ、3極丸形コネクタとACインレットの固定用3mm穴は結構ズレてしまってリーマーでだいぶ穴を拡張しました。



ケース内配置

1番楽しい最後のケース内配置ですが、位置が合っているかドキドキの瞬間です。
穴開け前にIllustratorにて実寸で位置を決めてありますが、たまに間違えていたりすることもあるので・・・。

穴開けさえ終わればあとはネジで留めて配線するだけです。


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各基板、端子類との配線は、日本圧着端子製造のEHコネクタを使って着脱できるようにしてあります。
部品を変えた基板を作って基板ごと簡単に取り替えられます。

配線もこだわってみようかと思いましたが、安価なUL1007 AWG22 耐熱ビニル絶縁電線を使いました。
色はわかりやすく赤白黒で揃えてみました。

しっかりした規格品の電線なのでとても使いやすいですね。
コネクタで外せるのであとでもう少しオーディオ向きの配線に変えても面白そうです。


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ACアダプターのインレットには一度使ってみたかったTDKラムダのノイズフィルターを使っています。
部屋にPC関連の機器が多いので少しでも効果があればありがたいです。

インレット型なので取付は楽です。


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ボリュームは、東京光音の高価なやつを使おうかと思ったのですが、ネットで評判の良かったマルツのR1610Gを使ってみました。
安価なボリュームなのですが、これで引っかかって直すのにだいぶ時間がかかってしました。

ケースに取付が終わって音出ししてみると明らかに音がおかしかったのです。
基板状態で仮配線して音出しした時と同じ配線なのですが、部品は変わっていました。

どこがまずいのかコネクタを外して仮で作ったボリュームに取り替えてみると普通に音が出ましたので、ボリュームが原因でした。
せっかく熱収縮チューブまで使って綺麗に配線したのですが、取り外して交換する羽目になりました。

安価だったので余分に3個買っておいて正解でした。
配線が見苦しくならないようギリギリの長さで作っていたので切ったところで長さが足りなくなってしまったので圧着端子を使って延長してあります。

配線の途中に見えるコブのようなものが圧着端子です。

ボリュームを取り替えてみると普通に音が出るようになりました。
ちゃんと音が出れば、回したときのトルク感も悪くないですし値段も安くて良いボリュームだと思います。



完成

実体配線図作成、部品集め、基板の半田付け、ケース加工などなど、チマチマ作って1ヶ月ほどかかってしまいましたがなんとか無事に完成しました。


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ACアダプターとヘッドホンアンプの接続には内部配線で使ったAWG22の電線を3本使って接続コードを作ってみました。
余っていたナイロンチューブを被せ、熱収縮チューブで処理して完成です。


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RSで購入した3極丸形コネクタは金属製でロックも出来るのでなかなか良い感じです。
許容電流も2Aあるので十分かと思います。

基本的にあまり離さずに使おうと思うのでコードは短く作りました。


今回の部品でこだわりたかったものの1つがヘッドホン端子です。
最初はNEUTRIKのNJ3FP6Cを使う予定だったのですが、穴経が大きい上に変な出っ張りがあって加工が大変そうなのとケース内部にあまり余裕がなかったので諦めました。

その後、色々見てSWITCHCRAFTのジャックに落ち着きました。
端子がむき出しで無骨な感じがしますが、かっちりハマってとても良い感じです。

はまり具合は若干固めですが、前面の六角ナットがなかなかカッコイイです。
付属のナット1個だけではネジ部分が出っ張ってしまってイマイチなので、長さ調整用に別売りの六角ナットを用意して裏側に1枚挟みました。


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このナットだけはAmazonのマケプレで100円ほどで購入しました。


使用部品のこだわりは特にヘッドホンアンプにあります。
抵抗は、以前からメインで使ってみたかったPRP、電解コンデンサーはELNA、フィルムコンデンサーはPRPと色あわせで赤いWIMA。

色かよ!という突っ込みが入りそうですが、見た目も大事です。
赤もしくは黒い基板があれば尚良かったんですけどね。

PRPの抵抗は、普通の抵抗のように帯線が入っておらず数値が記載されているので私のような初心者でも区別しやすいのです。
DALEの納豆色よりもなんとなくいい音がしそうな、そんな気がして選んでみました。


ボリュームつまみにプレートを付けてみたのですが、ACアダプターと重ねると金庫のように見えてしまいました。
マルツで購入したプレートなのですが、しばらく使ってみて外すかどうか考えます。

ボリュームのナットではさんで固定しているだけなので取り外しは自由です。


ケースは、どちらも当初は安価なタカチのアルミケースを使おうかと思っていたのですが、完成基板で音出しして思いの外良い音だったので贅沢にHENケースにしてみました。
ボリュームつまみも以前製作したアンプと同じくサトウパーツのちょっと高いアルミ製のものを使っています。

同じケース、同じつまみなので重ねて使うと統一感があります。

ACアダプターのほうは、HENケースでちょうど良いサイズが無かったのと、ACインレットで大きい穴を開けるのに1mm厚の方が良かったのでMBケースにしました。
どちらもなるべくスイッチや端子類は少なくしたかったので、電源LED、スイッチはACアダプターのみに付けてあります。

自作で作っているサブシステムは横幅110mm前後で統一しているのでケースの選択肢が限られてしまうのが辛いところですが、タカチのケースは使いやすいので気に入っています。
ACアダプターを別筐体にすることでまたヘッドホンアンプを作ったときに電源が使い回せるのはありがたいですね。


若干失敗したかなというところは、ヘッドホンジャックの位置でしょうか。
基板との干渉を考えて中心から少し上にずらしたのですが、いざ配線してみると全然余裕がありました。

中央配置なら縦置きでも違和感なかったんですけどね。


今回初めてEHコネクタを使って基板上で配線が取り外し出来るようにしてみましたが、これが思いの外便利でした。
接点が増えるのである程度音質に影響があるかもしれませんが、パーツ毎に簡単に付け外しが出来るのはあとでメンテナンスをするにも楽です。

VUメーターで使ったQIコネクタも便利でしたが、小型でカチッとロックできるEHコネクタはより安心感がありますね。

似たようなコネクタはいくつか種類があるようですが、ネットで色々見てからモノタロウで日本圧着端子製造のEHコネクタを購入しました。
ENGINEERのPA-09で圧着していますが、慣れると端子の圧着はなかなか楽しいです。



感想

そして、完成後の気になる音質です。
試聴は・・・。

ネットワークオーディオプレーヤー:Olasonic NANO-NP1
D/Aコンバーター:Topping D20
ヘッドホン:beyerdynamic DT990Pro

以上を使って霜月はるかの10周年記念アルバムを聴いてみました。

一聴して、製作者様のwebページにあるように聞いた感じのノイズ感が違いますね。
不思議な静けさを感じます。

電源を分けたためか、音の濁りがなく、とてもスッキリ聞こえます。
とてもグシャグシャの半田付けから出てくる音とは思えません。

かといって楽器の音など明瞭になりすぎて聞きにくいということもなく絶妙な感じです。

写真で言えば、後処理のシャープネスのかけ具合がビシッと決まった感じですね。
ボーカルはもう少し柔らかさが欲しいかなという気はしますが、これは使ったヘッドホンの特性もあるでしょうしオペアンプの交換や今後のエージングでも変わってきそうです。

音の傾向は変わりますが、メインで使っているORB JADE casaと比べても決してひけをとらない音だと思います。
聞き比べてみるとJADE casaはちょっと調味料が多すぎる料理のような感じがしてしまいます。

私はただ組み立てただけなので偉そうなことは言えませんが、とても魅力的な音色を聴かせてくれました。


今回は、ヘッドホンアンプとACアダプターという2つを同時製作となりましたのでアレコレやっているうちに1ヶ月もかかってしまいました。
少しずつ製作してきましたが、大変ではあるもののとても面白かったです。

初心者が製作に挑戦出来るための回路図や実体配線図等を公開されているサイト様には大変感謝です。
今回参考にさせていただいた桐井研究室様にはこの場でお礼を申し上げます。


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