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PRO CABLE BELDEN ベルデン 1695A を使ってみた

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オーディオケーブルいじりも一段落してあとは毎日心地よい音楽を聴くだけという今日この頃です。
D/Aコンバーターも良い具合にエージングされてきたのかすこぶる好調です。

そんな中、1つ気になっていたのがネットワークオーディオプレーヤーからD/Aコンバーターへと繋ぐ同軸ケーブルです。
今まで光ケーブルや同軸ケーブルといったオーディオ向けのデジタルケーブルは使うことが無かったので手持ちがありませんでした。

とりあえず買ったaudio-technicaのAT-ED1000/1.3は、見た目もそこそこ良くてケーブルも柔らかめなので気に入って使っていました。
ただ、他のケーブルをアレコレ吟味して自作したりしている中で、同軸ケーブルだけがなんとなく浮いているような気がしてきました。

デジタルなんだからどれでも変わらなさそうな気もしますが、光ケーブルと聞き比べると微妙に音が変わるのでやはり何らかの変化はあると思いました。
これも自作すれば良いかなと思ったのですが、同軸ケーブルの場合、使えるプラグが限られているうえにそのプラグを使うには専用の高価な圧着工具が必要だったりして二の足を踏んでいました。

そこで以前見てちょっと気になっていたPRO CABLEの同軸ケーブルを試してみることにしました。


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久しぶりにHPを覗いてみましたが、相変わらずブレない解説がステキです。
今回はBELDEN 1695Aを使った両端RCAプラグのものを1mで注文してみました。

1506Aとどちらにしようか悩んだのですが、1506Aの方はちょっと音が細くなるような感想がいくつか見られたので1695Aにしてみました。
ネットワークオーディオプレーヤーからD/Aコンバーターまではすぐ隣に配置しているのですが、ケーブルが思ったよりも固いので長めに頼んで良かったです。

早速、AT-ED1000/1.3からつなぎ替えて視聴してみました。
霜月はるかの10周年記念アルバムやAntônio Carlos JobimのWAVEなどを聴いてみました。

使用機材などは、こちら

全体的な印象としては音がドッシリと響くようになった感じです。
一聴するとAT-ED1000/1.3の方がキラキラした感じで綺麗に聞こえるのですが、ちょっと細くて軽い感じがします。

昔DENONのDCD-1650GLからTEACのVRDS-25に買い換えた印象に似ています。
高音は少し抑えめながら低音の響きが良くなった感じです。

パッと聴くと音が控えめになったような気もしますが、じっくり聴いていると味わい深さを感じます。
プレーヤーを変えたほどは変わりませんが、デジタルケーブルでも結構変わるものだと少々驚きました。

値段的にはAT-ED1000/1.3とだいたい同じくらいですが、3,000円ちょっとでこれだけ音の違いが楽しめればオーディオとしては格安ですね。

【レビュー】小型VUメーターを作ってみた

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昔から憧れのオーディオの1つにアンプに付いているアナログメーターがありました。
あのメーターが付いているだけで1ランクも2ランクも上の高級感を感じたものです。

特にマッキントッシュのブルーメーターは今でも憧れの1つです。
残念ながら現在私が使っているサンスイのアンプにはメーターがありません。

メーカーによってこだわりがあると思いますが、サンスイのアンプでメーターが付いているものを知りません。
オーディオ全盛期の20年くらい前の当時、ラックスマンやアキュフェーズなどのアンプには付いていたので購入するときに悩みましたが結果的にはサンスイのアンプで良かったと思っています。

その後、いつかはあのメーターを・・・と思っていましたが、アンプを買い換えるつもりはないので別途メーターを用意できないものかと思っていました。
ネットで調べているとメーターと制御基板があれば作れそうだったので試しに作ってみることにしました。

もちろん、基板の設計から出来るはずもないので出来合いのキットとメーターを組み合わせてみました。
使ったのは、共立エレショップで販売している『VUメータ汎用基板』と同じく『レベルメータ SD-39-VU』です。

ケースはベッドサイドで使っている小型アンプなどとサイズを合わせるために横幅110mmほどのケースを探してタカチの『MB-4』を使用しました。
それらに電源スイッチ用のトグルスイッチ、DCジャック、RCAジャック、炭素皮膜可変抵抗等を追加して製作してみました。


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まずは、Illustratorを使って部品の配置場所を検討します。
実寸で描いてそれをそのまま印刷してケースにあてがってポンチで目印を付けました。

特に基板とメーターのネジ穴の位置がずれるとまずいので何度も位置を微調整しました。

穴の位置が決まればあとは穴を開けるだけですが、今回の難題はメーター用の穴です。
通常の鉄工用ドリルでは開けられない大きさでどうしようかと思っていました。

以前製作した安定化電源にもメーターを付けましたが、あのときはかなり強引にハンドニブラー等を使って穴を開けました。
表からは見えませんが裏から見ると酷い凸凹の穴です。

時間がかかった上に汚い仕上がりだったので、その経験を踏まえて今回は穴開けにホールソーを使ってみることにしました。
電動ドリルで使えて大きめの穴をを開けやすいということで選んでみました。


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打ち抜いたアルミ板です。



金属用でも刃の形状がいくつかあったのですが、そこそこの値段で作りがしっかりしてそうなミヤナガの『ホールソー278』を選んでみました。
サイズはメーターをノギスで測って34mmか35mmか迷ったのですが、小さい分には広げられるので34mmにしました。

ケース入りでずっしりと重く、とてもしっかりした作りで眺めているだけでもニヤニヤしてしまう工具です。
私の使っているマキタのHP330DWX(10.8V)ではチャックサイズギリギリで取り付けられましたが、ちょっとパワー不足でした。

2つめの穴を開ける際にモーターから少し過熱した臭いがしてきて結構いっぱいいっぱいな感じでした。
ケースはアルミの1mm厚でしたが、2mm厚のケースだともう少しパワーのある電動ドリルを使ったほうが良さそうです。

少し値段が張りましたが、短時間で簡単に丸い穴が開けられました。
サイズ毎に揃えると出費が大変ですが、ホールソー便利です。

今回は34mmのホールソーを使いましたが、サイズは丁度良かったと思います。
特に穴を広げることもなくメーターが付けられましたが、メーターを何度も付け外ししていたらキズだらけになってしまったので35mmでも良かったかも知れません。



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基板はキットのまま組み立てて小さいヒートシンクを付けました。
また、ヘッダーピンもそのまま取り付けて半固定抵抗も外付けで調整できるようにヘッダーピンに付け替えてみました。

それぞれQIコネクタとQIコネクタ用コンタクトピンでケーブルを作って取り外しできるようにしました。
圧着工具があれば簡単に作ることが出来ます。


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内部配線は今まで雑で見栄えが悪かったのでなるべく綺麗になるようにしてみました。
ただ、ケーブルの長さが今ひとつうまくいかなくてちょっとあまり気味になってしまいました。

半田付け部分も熱収縮チューブを使って処理しました。
事前にケーブルに挿しておかないといけないですが、汚い半田付けが隠れて仕上がりが綺麗に見えるので良いですね。

ケーブル同士の接続はP形圧着端子を使って熱収縮チューブで仕上げて、結束バンドでまとめました。



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背面は入力端子とスルー端子、メーター調整ボリューム、DCジャックです。
メーター調整ボリュームは前面にもってこようかと思ったのですが、メーターが小さいのでつまみが邪魔になりそうだったので背面にしました。

ただ、出来上がって使用してみると思ったよりも調整しないといけなかったので前面の方が良かったかも知れません。
また、今回は電源ON/OFF用のLEDはメーターのランプが点くので付けませんでした。

電源には余っていた12VのACアダプタを使っています。




完成して早速鳴らしてみました。

ボリューム位置によって針がまったく動かなかったりして調整が結構難しいです。
それと、なんとなく針の振れ方が曲に合っていないような・・・。

とりあえず何か針が動いていればそれっぽく見えるので良しとします。
メーターが小さいのでイマイチ迫力不足ですが、ピョコピョコ動いている針を見るのは楽しいですね。


久々に半田ごて片手に電子工作をやってみましたがなかなか楽しかったです。
ケースが少し貧相な感じがしますが、1mm厚で加工がしやすくて良いですね。

配線も複雑ではないですし約1日で完成しましたのでお手軽な工作でした。

オヤイデの寒冷地用シリコン電線が気になる

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ここのところ電子工作がストップしてしまっていますが、色々と作りたいものは貯まる一方です。
ちょっと私的に忙しくて作業出来ない状態なのですが、8月になったらまた再開しようかなと思っています。

そんな中、実作業はしなくとも情報だけは空いた時間にチマチマ検索していたりします。

またオーディオ用のケーブルを作りたいと思っているのですが、最近は音質云々よりも使い勝手の良いものを作りたいと思うようになりました。
使い勝手が良いというのは取り回ししやすいというところで、さらに言うとケーブル自体が軟らかいものを使いたいと思っています。

以前製作した自作アンプの内部配線などもそれなりにグレードの高いケーブルを使ったつもりですが、これがまた細いケーブルの割に固くて使いにくかったのです。
ネットであれこれケーブルを検索していても音質云々の話はあってもどれくらい固くて曲げにくいのかなどという情報はなかなかありません。

例えばフジクラのCV-Sケーブルなどは固くて取り回ししにくいなどとよく見かけますが、ほとんどのケーブルが紹介されていてもどれくらいの固さなのかよくわかりません。
オーディオ的には音質が最重要項目であって固さなどはさほど関係ないのもわかりますが、実際に狭い環境で使ってみるとその使いにくさは思ったよりも大きかったりします。

安定化電源を製作した際に使用した電源ケーブルは共立エレショップで購入したのですが、音質的には微妙かもしれませんが非常に軟らかくてとても気に入っています。

そんなケーブルの固さに注目して探していると、面白いケーブルを見つけました。
オヤイデの寒冷地用シリコン電線『RS-4E6』です。

 link >>  オヤイデ電気ショップブログ: 南極でライヴする?寒冷地用シリコン電線「RS-4E6」なら出来ます!


強化シリコンの外装により耐熱(150℃)、耐寒(‐50℃)という劣悪な環境で使うことを想定したケーブルなのですが、これがまた写真を見るととても軟らかいのです。
これくらい軟らかいと取り回しも楽ですし、近接した機器同士で短いケーブルで繋ぐにもプラグなどへの負荷が少なそうです。

音質も気になるところですが、銀めっき軟銅線ということなので悪くはないと思います。
ただ、オヤイデのオリジナルで特殊なケーブルらしく、価格は通販で1m 1,620円ほどと結構お高いです。

仕上外径が6.7mmの上に外装がグレーなのでヘッドホンのリケーブルにはちょっと向かない気もしますが、これだけ軟らかいとヘッドホンケーブルとしても使いやすそうな気がします。
ピンケーブルなどであれば2mもあれば足りそうですので1セット作ってみたい気がします。

この軟らかいケーブルを使って短い接続ケーブルを作れば少しは機器背面のスパゲティ状態を緩和できるかなぁと思ったりします。

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