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【電気工事士】 第二種電気工事士技能試験の練習方法など

第二種電気工事士の試験には一次の筆記試験に加えて二次試験の技能試験があります。
実際に電線などを加工して小さい配線模型のようなものを作るのですが、これが思ったよりも難関です。

何が難関かというと、これもネットでよく言われることですが『時間が少ない』のです。
何を作るかというのは事前に候補問題ということで13問が公表されています。

そのうちのどれかが実際に出題されるのですが、これらを制限時間内に組み上げるのがなかなか大変なのです。
ポイントは、ただ組み上げるというところではなく、『制限時間内に』という部分です。

40分という時間は実際にやってみるとあっという間です。
しかも製作するのに必要な説明書ともいうべき複線図を描く時間もその中に入れなければいけないのです。

単に40分作業時間があるわけではなく、施工条件をきちんと読み、そして複線図を描いてから作業を始めなければいけません。



技能試験の参考書類

技能試験は実作業なので参考書は無くともYoutubeなどで動画を見たりすれば良さそうな気もします。
ただ、読んだら読んだで作業のポイントなど役に立ついろいろな記載もあるので1冊は持っておいても良いと思います。

私が使ったのは筆記試験で使って良かったすぃ~っと合格本の技能試験用です。



オーム社『2015年版 第2種電気工事士 技能試験 すぃ~っと合格』


IMG_2218s.jpg


筆記試験用と比べるとカラー写真が多くてその分中身が少ない感じがしますが、候補問題13問の完成品がすべてカラー写真で載っていたり重大欠陥や軽欠陥の事例などわかりやすく載っているのが良いです。
電線の被覆の剥ぎ取り方も電工ナイフでのやり方が詳しく掲載されています。

ケーブルストリッパーの使い方もありますが、参考程度であまり多くはありません。
ケーブルストリッパーは電工ナイフほど使い方が難しくないのでネットの動画など見て実際に何本か被覆を剥いでみれば慣れると思います。

ただ、ガシャコンと握るだけで被覆が剥けるタイプのVA線ストリッパーに関しては使い方などの記載はありません。
他には実際の試験で配布される問題用紙と材料が入った箱の写真などは試験会場でカメラの使用が禁止なので実物が見られる貴重な資料だと思います。

写真が多く、長さの測り方など参考になる部分も多かったので買って良かったと思います。
作業状況がDVDとして付録が付きますが、こちらは一部の作業を1~2回見ただけでした。

この本で1つ気になったのは埋込連用器具への電線の取り付けで被覆を剥く長さが12mmになっていたことでした。
確かにPanasonic製のものは12mmなのですが、明工社のものは16mmなのです。

4mm違うと結構長さが変わります。
私が練習で使った器具が明工社のものだったので最後まで違和感がありました。

実際の技能試験ではPanasonic製のものが使われたので12mmで良かったのですが、そのへんの記述が無かったのが気になります。


技能試験用の参考書類はこれ1つのみです。



実作業の練習

技能試験の練習は、実作業と複線図の描き方の練習を中心にやりました。

実作業に関しては工具を使うことに慣れていない人であればまずは工具に慣れるところから始める必要があります。
最低限試験に必要な工具も公表されていますが、使用頻度の高いペンチなどを実際に手で握ったり電線を挟んでみたりして使用感に慣れるところから始めると良いと思います。

技能試験の辛いところは練習材料や工具にお金がかかるところでしょうか。
13問分の器具や電線を揃えるだけでも結構な出費になり、工具が無ければさらに工具も必要になります。

工具はペンチ、ドライバーなどはあるかもしれませんが、圧着工具などを常備しているという方はあまりおられないと思います。
特にこのリングスリーブの圧着工具は必ず使い、無いと合格できません。

練習材料はモノタロウなどで1つずつすべて揃えても良いと思いますが、私は面倒だったのでAmazonで1回分の練習材料セットを買ってしまいました。
工具も技能試験用としてセットになったものがありますが、こちらは個別に揃えました。

試験当日の持ち物や工具等に関しては後日別途記事にしたいと思います。


まずは完成品を作ったり複線図の練習をする前に個別の作業に慣れるようにしました。

最初はVVFケーブルとケーブルストリッパーを使って被覆の剥ぎ取りから始めました。
電工ナイフよりも簡単に出来るとはいえ上手くやるコツのようなものはあります。

そのへんを少し練習してからランプレセクタブルの『輪作り』を始めました。
ランプレセクタブルの『輪作り』は候補問題13問中12問で出題され、なおかつ残りの1問もランプレセクタブルが露出型コンセントになっただけですので実質100%必要な作業です。

これに慣れるのがまず第一と考えて1番多く練習しました。
ペンチを使ったりもしましたが、結局はケーブルストリッパーの先端部分を使って輪を作る方法に落ち着きました。

他には埋込連用器具や引掛シーリング、配線用遮断機などへのケーブルの取り付けで被覆を剥く長さを何度も練習して慣れるようにしました。
参考書で紹介されている線の長さにいかに早く正確に出来るかどうかというのを覚えるようにやりました。

それ以外の例えばそれほど練習しなくても良さそうな防護管の取り付けなどは1回サラッとやっただけでした。
また、実際にやってみて意外と上手くいかなかったリングスリーブの圧着も輪作りで使った短い線材を使って練習したりしました。

リングスリーブの圧着作業はスリーブを被せて圧着工具をあてがうときに電線がずれたりして意外と難しいです。
得意な作業は何度もやる必要は無いと思いますので、まずは苦手な作業を見つけてそれに慣れるのが良いと思います。

そして、その合間に何度か時間を計って完成品を作ってみましたが、結局13問全部はやりませんでした。
実際に作ってみたのは5つほどでした。

残りの8つは完成させていませんが、それぞれの施工の中で他には無い部分だけ練習で作りました。
例えばNo.8のリモコンリレーやNo.12のPF管などです。


また、試験会場での作業スペースが狭いというのが結構キツいです。
会場によっても多少違うかもしれませんが、配線材や器具、工具を出すとかなり狭いです。

事前に作業スペースが狭いというのはわかっていたので練習は小さい机を使ってやりました。
実際の試験のテーブルより小さい環境でやりましたが、これは結構役に立ちました。



複線図の練習

実作業の練習と同じかそれ以上に練習したのが複線図です。

実際の試験ではこれを見ながら作業を進めていきますので非常に重要です。
これを間違えると間違った完成品になってしまいます。

プラモデルでいうところの組立説明書のようなものでしょうか。
複線図は設計図のようなもので、これを見ながら線を切ったり繋いだりするので複線図が間違っていると大変です。

もちろん、候補問題13問を暗記するほどにやっていれば描かなくても良いかもしれません。
ですが、実際の試験では緊張したり色々と普段と違う環境でやらなければいけないのでやはり描いた方が良いと思います。

私はもちろん暗記するほど問題をこなしていませんし、緊張すると色々飛んでしまいますので試験時間がもったいないですが最初に複線図を描いてから作業を始めました。

練習のポイントとしてはなるべく『早く』『正確』『コンパクト』に描けるように練習するというところでしょう。

今回の平成27年度上期技能試験では、問題用紙右側の下にA5より少し小さいくらいのスペースがありましたのでそこへ描き込みました。
裏表紙は全面真っ白ですが、裏に描くと配線図や施工条件を確認するたびに問題用紙を開け閉めしないといけないので手間がかかってしまいます。


IMG_2221s.jpg


私はシャープペン1本で済ませていますが、多色ボールペンなどを使って色分けしても良いかもしれません。
ただ、複数本のペンを持ち込むと試験会場の作業スペースが狭いのでやりにくいかもしれません。

実際の試験では自分で描いた複線図と元の配線図を見ながらやりました。



技能試験の練習時間

技能試験の練習は筆記試験が終わってから始めました。
筆記試験から技能試験まで約1ヶ月半くらいありましたが、6月中は輪作りなどちょろちょろっとやるだけで本格的に始めたのは7月に入ってからでした。

せっかく買った練習材料セットにさらにプラスしてVVFケーブルなど買い足したのですがかなり使わずに余ってしまいました。
私の場合、電子工作などをやっていてそれなりに実作業は慣れていたので実作業よりも複線図の練習に時間を割いていました。

筆記試験の勉強中に複線図も描けるようになってさらに実作業に慣れているのであればそれこそ試験前に少しやるくらいでもいけそうです。
ただ、そういった特例を除けば、筆記試験が終わって答え合わせをして合格になりそうなことがわかったらすぐに練習を始めるべきかと思います。

上期試験では筆記試験から技能試験まで約1ヶ月半くらいありました。
これくらいあればよほど実技が苦手な方で無ければ十分な練習が出来るのではないかと思います。

とはいえ、実作業が苦手な人はホントに大変だと思いますので筆記試験の勉強と並行してランプレセプタクルの輪作りなど少しずつでも早めに始めた方が良いかもしれません。
ただ作業に慣れるというだけで無く『制限時間内に作る』ということでいかに時間短縮するかというのも課題です。



技能試験の難易度

技能試験の難易度を言うのはなかなか難しいところですが、そこそこ作業に慣れている人でも結構大変だと思いました。
何が1番大変かというと、ネットでもよく言われていることですが『時間がない』ということにつきると思います。

試験時間は40分なのですが、この時間で配線図、施工条件を見て複線図を描き、実作業をして完成させます。
実際に練習でやってみて、実作業だけでも結構な時間がかかります。

候補問題も13問すべて同じ難易度というわけではなく、問題によっては時間がかかるものもあります。
実作業に慣れていれば時間短縮もそれほど大変では無いかもしれませんが、慣れていない人がやるには40分という時間はそうとう短く感じると思います。

試験の難易度は使用する工具によってもある程度下げることが出来ると思います。
電工ナイフをケーブルストリッパーに代えるだけでずいぶん難易度は下がると思います。

実際、試験では私の周りで電工ナイフで作業していた何人かの方が終了時間になっても配線がバラバラで完成していないのを見かけました。
他の資格の技能試験をやったことがないので比較は出来ませんが、ざっくり言っても電工二種の技能試験は決して楽ではないと思います。

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